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成熟期のテクノロジーのネタで書くのは難しい

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ITmediaエンタープライズ本体にBIの記事を書きました。後3本ほど書く予定です。

BIもテクノロジーとしてはかなり成熟してきて、あっと驚く新情報が入ることは少なくなってきました。しかも、自分はBIについては今までかなりいろんなところに書いてきてるので、正直ちょっとネタ的に苦しくなってきてます。テクノロジーが黎明期にある時は、単に技術解説記事を書けば注目してもらえるのでよいのですが、BIのように成熟期に入りつつあるテクノロジーのときはどうまとめるかが勝負なので、結構頭を使います。

以前、某所で、IT業界の動向というようなジェネラルなテーマで講演した後に、観客の一人から「今日あなたが話された内容は私にとってはすべて既知でした。しかし、ここまでうまくまとめた講演はあなたのが初めてです。」と言われたことがあります。ほめられてるのかけなされてるのかわかりませんが、情報としては新しくないが、まとめ方はうまいというのは、アナリスト・コンサルタントにとっては結構な褒め言葉かもしれません。

ところで、他に最近書いた原稿としては、日経コンピュータ(9/29発売)の広告記事用の災害対策の話、コンピュータワールド誌(9/11発売)の巻頭記事のレガシー・マイグレーションの話等がありますが、これまた、どちらもテクノロジー的には成熟してるトピックなので如何にうまくまとめるかで苦労しました。ご興味があれば是非読んでくださいませ。

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