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大事なのは大人の対応

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愛知万博のマスコットキャラの目の部分を入れ替えた偽者キャラ「キリゾー&モッコロ」(笑)が人気と言う朝日新聞の記事

文化庁によると「著作権法違反の疑いがある」が、万博協会は「人気が全国区になった証し。実害もなく、目くじらを立てるほどでもない」。

ということだそうで、大人です>万博協会。

これで思い出しましたけど、昔、さざえボンというサザエさんとバカボンパパの合体キャラの商品が問題になって、結局、販売差し止めされた時に、赤塚不二夫氏が言った言葉(記憶で書いてます)「最初はおじいさんとおばあさんが手作りで作ってるようなものだったので大目に見てたんだけど、ちゃんとした会社が工場で大量生産し始めたということで法的手段に訴えざるを得なくなった。かわいいキャラなんだけどね(笑)。」大人です>赤塚不二夫氏。

著作権は、かなり強力な権利なので法律どおりに杓子定規に運用すると、殺伐としてしまいがちです。特許権や商標権はまだビジネスの世界だけの話なのですが、著作権は個人での利用に及ぶこともありますからね(小学生が学校のプールに書いたキャラ絵を消させた会社もありましたねー)。柔軟な大人の運用と言うのが大事だと思います。単なる一個人としての感想です。

Comment(10)

コメント

nmaeda

> 小学生が学校のプールに書いたキャラ絵を消させた会社もありましたねー

その昔、バスにサザエさんを描いていた幼稚園だったかが敗訴していましたが、微妙ですね。
私立の教育機関が外部から目立つ場所にキャラクターを描くと広告と捉えることも可能ですから。

かといって、私立はダメで公立ならOKというのも、バランスを欠いている気がします。
私立の教育機関は、学校法人や財団法人、宗教法人が経営しているので、建前上、非営利法人ですし。

無名人

権利の行使とか活用はバランスが大事ですよねぇ~。
特に特許権は(一応)特許庁により認められている権利ですが、
著作権は至る所にそれも自動的に発生する権利ですので、
怖いと言えば怖いです。複製権を厳密に考えれば、社内コピー
なんかほとんど違法ですし^^;(まぁ、著作権者が権利を行使
するとは思えませんが)。
赤塚さんや万博協会ではありませんが、違法行為もほとほどに、
という感じでしょうか(違法行為を助長している訳ではありませんが)。
なお、職業人としての発現ではなく「単なる一個人としての感想」
であることを明記しておきます^^

大人の対応ができるのは、その人なり団体なりに余裕があるからなんでしょうね。
余裕とか余力がないと、『訴えてやるぅ!』になりがちだと思います。
儲かっているから、大人の対応ができる。
儲かっていないから、目くじらを立てる。
というのでは悲しいですね。
私的録画・録音補償金制度の見直しにも、なんとなくそんな感情を抱いています。

yes

そうですね。大人の対応が大事だと思います。

>キャラクターの使用にあたっては、米国のディズニー本社
>へ使用許可を依頼し承諾を得ました。情報化社会では
>著作権侵害が大きな問題となっていることから、使用許諾を
>得ることを通して、子ども達に著作権の遵守を意識づける
>良い機会となりました。
http://www.nagano-c.ed.jp/kenkyoi/topic/482_1.htm

この会社は公立小学校の図書館に関わらず
キャラクターの使用を許諾してくれるみたいです。
さすがディズニーですね。

これこそが大人の対応という事なんでしょうね。

栗原 潔

おお、そういうこともあるんですね。なんで、プールの時はダメだったんでしょうね?
事前に許可を得てなかったからダメなのか?米国本社は慣用なのに日本法人が融通が利かないのか?過去にあまりに強面で批判を浴びたので路線変更したのか?そもそも、プールの件は都市伝説だったのか?
どなたか詳しい方いたら教えてくださいな。

R

>キリゾー&モッコロ
万博協会もこれが著作権料までとって、あちこちに売られ、
新しいグッズを作ることすら、偽者から横槍が入る可能性が出てきたら文句言うと思います。

……案外、某A社が作者探し出して著作権買収済みかもしれませんね。

栗原 潔

そういえば、手塚治虫が大昔に無許可で描いたバンビの復刻をディズニーが許可した(ディズニーが復刻を依頼した?)という話もありましたね。http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2005/02/post_15.html
まあ、手塚版バンビを買ったからと言ってディズニーに実害があるわけではない(逆に、手塚バンビを買った人は本家バンビのDVDも買う可能性が高いでしょう)ので当たり前なんですけどね。ライオンキングのバーターかもしれないですが(コラコラ)、企業姿勢を変えつつあるのかもしれないですね。

livinginabox

> プールの時はダメ
推測ですが、事前に許諾を取っていなかったのは大きいと思います。こんな勝手が許されたら著作権も何もないので、当然の措置だと思いました。実際、学校側が考えなしにアピールに使ったために、ディズニーに知れることになったのではないでしょうか。
事前に連絡していれば、ダメならダメと言えますし、いくらでも大人の対応は可能でしょう。

大人の対応について、考えを書こうとしたら長くなったのでブログにしてトラックバックさせてもらいました。そこで少しふれましたが、ディズニーも企業姿勢を変えないと立ち行かなくなると気が付いたのかもしれませんね。

m

文化庁には某音楽会社にも「著作権法違反の疑いがある」と警告して欲しいものです(笑)

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