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JASRACフリーのインターネットラジオ計画

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Yahoo! Japanでサウンドステーションと言うインターネットラジオのサービスが始まりましたね。流しっぱなしになってる音楽が無料で聴けて、気に入った曲があれば、すぐ画面でCDを注文できるようになってます。このCD販売のアフィリエートとたまに流れるCMとで収益を上げるということです。

昔からやってる米国のインターネットラジオ、たとえば、Live365なんかと同じビジネス・モデルですね。Live365は仕事場でたまに聴いてますが、別途料金を払うと自分で放送局を持つこともできるようになってます。同じアルバムから続けてかけてはダメとか同じ曲ばっかり短時間にかけ続けてはダメとかいくつか制限がありますが、権利関係は全部Live365が面倒見てくれる仕組みになってます。

では、日本のCDをかけるラジオ局を作れるかと言うとちょっと無理なようです。日本のCDの楽曲はLive365の管轄外なので、著作権を管理してるJASRACおよび著作隣接権を持ってるレコード会社と別途交渉しなければなりません。使用料の問題もありますが、事務手続き的にやってられないですね。サーバが米国にあっても、(JASRACの理屈では)配信者属地主義という考え方により関係ないようです。要するに、日本では個人でネットラジオ(CDをかけるタイプ)を運営するのは実質的に不可能と言うことですね。

ということで、自分の実演(Organ Jazz)のみを放送するネットラジオ局はどうか検討中です。Jazzなので基本的に楽曲は米国の著作権管理団体であるASCAPやBMIの管轄であり、JASRACは関係ありません。また、自分で録音した自分の演奏なので著作隣接権も関係ありません。こういう場合にもJASRACの許諾が必要かどうか今JASRACに問い合わせてます(もし、こういう時もJASRACを通せと言われるとかなりビックリですが)。

もし、これがダメであれば、全部自分のオリジナル曲の実演ではどうかというのも問い合わせてます。これはいくらなんでもOKでしょう。そして、Jazzの場合は既成曲のコード進行だけ流用してオリジナル曲作るのは一般的に行われてるので、まあ全曲オリジナルでも何とかなるかなと。

これでうまく言ったら2ちゃんねるのJazz板ででも全国のJazzミュージシャンに呼びかけて、日本のJazz生演奏ラジオ局を作るのも楽しいかなーと思ってます(ただ自分で運営するのはつらいので誰かやってくれる人いるとうれしいんですけどね他力本願)。

Comment(4)

コメント

通りすがり

外国曲でも日本国内ではJASRAC管理楽曲であることがほとんどでしょうから、配信者属地主義に抵触しそうな気がします。

オリジナル楽曲の場合は、逃げ道がありそうですね。

栗原 潔

JASRACのサイトでいろいろ調べてみましたが、いわゆるジャズ・スタンダードといわれる曲(Cole Porterの曲等々)の場合、JASRACに委託してないものが多いようです。出版権(楽譜を出版する権利)は日本の音楽出版社が持ってることが多いみたいですけど。ということで、著作隣接権が関係ない実演の放送の場合どうなるのか、JASRACからの回答が楽しみです(ワクワク)。

自分もPodcastingでJAZZの番組できなかなぁと思っていたので、とってもタイムリーな記事でした。

とっても興味があるので、結果をまた書いて頂きたいです。

栗原 潔

栗原はヘタッピーなんですが、Jazzの世界はプロ級のアマチュアがいっぱいいるのでそういう人の実演を放送するのは結構ありかなと思います。それで利益を上げるのは無理でしょうが。
あとややこしいんですが、Podcastingだと放送権ではなくて、送信可能化権というのが利いてくると思うので、また話が変わってくるかもしれないです。

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