オルタナティブ・ブログ > 栗原潔のテクノロジー時評Ver2 >

知財、ユビキタス、企業コンピューティング関連ニュースに言いたい放題

Apple iTunesに特許訴訟

»

ちょっと古いニュースですが、AppleのiTunesがインターフェース(たぶん、ユーザーインターフェースのことだと思われます)の特許を侵害したということで、Contois社という会社に訴えられたという記事

この問題となっている特許について今調べてる時間がないのですが、正直、iTunesのUIのどこに特許侵害するようなところがあるのかと思ってしまいます。しかも、Contois社って楽器屋だし(まあ、楽器屋が特許訴訟してはいけないということではないですけど)。

米国はここ10年近くプロパテント政策(特許権者に有利な政策)を推し進めてきてるわけですが、ちょっと行き過ぎたことの弊害が出てきて、どうでも良い特許で米国内企業間が訴訟合戦で体力を消耗するというケースが増えてくる気がします。

もうちょい時間ができたら続報します。

ところで、特許訴訟といえば、松下vsジャスト事件の結審が7月15日にあるんですね。勉強のために傍聴してみようかなと思ったりもしますが、結構並ばないと傍聴券取れないかもしれないですね。

追加情報:

米国特許情報データベースで該当特許と思われるものを発見。発明者がDavid Contoisという変わった名前なのですぐ見つかりました。中身を詳しく見てる時間はないですが、発明の特徴として「特定のアーティストの情報だけ選んで見ることができる」等々が列挙されており、いかにも進歩性なさそうな感じです。

Comment(5)