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プログラミングでメシが食えるか!?

仕事始めに考えたこと

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今日は当社の仕事始めでした。年始にあたり、朝礼で話した内容を備忘録も兼ねて書いておきます。


世の中、モノ余りの時代で、普通のものは欲しいと思われない。単にモノを作っても、ありきたりのサービスをやっていても、売れる時代ではない。
・安くて良いモノ
・誰もが欲しいと思うようなモノ・ブランド
・新しい需要を開拓したモノ
でないと売れない。

不景気であり、雇用不安が続いている。前述した商品・サービスと同様、社員も当たり前のことしかしないような社員は不要という時代である。各自が経験し、培ってきた技術・知識を活かして、目標に向かい、一人一人が自主的に行動していくことが求められている。良い人はますます欲しがられ、当たり前のことしかしない人、あるいは当たり前のことすらできない人は必要ないと言われる時代である。
人の時間を切り売りするような仕事はないわけではない。しかし、安く、それでも取り合いになっている。体力勝負で中小企業が挑んでも勝てない。
今、ここに集まっている皆は、少なくとも仕事がある。経験も技術も知識もある。それを活かせるかどうかがポイントである。

今できていることにしがみついているようでは駄目。同じことをやっていても価値は下がるのみ。より良くする、あるいは新しいことを開拓していくようなチャレンジを続けなければ駄目。年末の挨拶で多くの方と会ったが、元気のある人・会社はチャレンジしているところであった。

甘えた考えで切り抜けられるような時代ではない。皆で切り開く気持ちで、今年も乗り切ろう。

このような内容を、実例などを交えながら話しました。やや脅迫するような内容でもありますが、先に挨拶いただいた会長が比較的明るい内容(不景気など我々にはほとんど関係ない。良いことをやれば我々くらいの規模の会社は十分くっていけるはずである、というような内容)であったので、あえて厳しい面を強調しておきました。

実際、年始のニュース番組では派遣村を総理が訪れた話題などが流れており、それを一緒に見ていた子供たち(小学生・中学生)は何を感じていたのかを考えると、すくなくとも今、仕事があるという恵まれている点と、気を抜けばすぐに仕事も会社もなくなるという点を心に焼き付けて、日々考え、行動していかなければなりません。

朝礼の後に行った責任者会議で、会長が特機事業部の基本方針を述べていましたが、その中に「国益」という表現がありました。私を含め(?)若い世代には「国益」と言われると、「お国のために・・・」と時代錯誤という印象を持つ人も多いのではないかと思いますが、会長の意味する「国益」とは、「一人一人がきちんとした家庭を築き、暮らし、子供を育てることで、日本が将来も良い国であり続ける」という意味です。この一見当たり前のことすら怪しい時代なのではないかと、この説明を聞きながら考えてしまいました。私自身が、あるいは当社が多少あがいたところで日本が大きく変わるとは思えませんが、少なくとも社員がしっかり仕事をし、幸せな家庭を築いていくことがまず「国益」の第一歩であり、皆の幸せにも通ずること、ということは確かです。

こんな感じで、気を引き締め、さあ、今年もしっかりやるぞ!と思った午前中でしたが、、午後はサーバのハードが故障し、またまた電解コンデンサーが破裂していたので(原因はファンの故障だったのですが)秋葉原に買いに行って、半田ごてで修理したりと、バタバタした一日になってしまいました。それでも水泳には行きましたが。まあ、今年も心身ともに鍛えながら、しっかり仕事をしていきたいと思います!

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