なぜ、東大を目指すのか
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9歳の長女Mちゃんは、大人の会話によく割り込んできます。キーワードは「どういうこと?」。
妻 「○○さん、東大出てるらしいよ」
私 「へー、すごいじゃない」
M 「トウダイって?すごいってどういうこと?」
私 「東京大学。日本で一番入るのが難しいと言われている大学だから、すごいと言ったの」
M 「(あきれ顔で)どうして入るのが難しい学校に、わざわざ入るの?」
私 「……」
日本で一番「賢い」大学とも、「いい」大学とも、言えないと思ったので、とっさに
一番「入るのが難しいと言われている」大学と言いました。それをけれんのない発想で返されてハッとした次第。たしかに、「入るのが難しいところに入れた」から「すごい」では、短絡的でした。すまんかった>Mちゃん。
「東大出→すごい」というのは、係り結びみたいなもの。僕自身、
「すごい友人はほとんど東大出である」というような根拠を持っているわけではありません。
かといって
妻 「○○さん、東大出てるらしいよ」
私 「へー、だから何?」
では、ヤな感じです。会話が流れませんね。そもそも「東大出てるらしいよ」で発言を切った時点で、嫁さんも「東大出→すごい」という前提に則っているわけです。
会話術の話はまた別に考えるとして、子どもにハッとさせられるのは、
大体は上記のような、素朴な「どういうこと?」「どうして?」がきっかけです(よね)。
子どものように問い続けることは難しい我々には、しかし、リストがある。
たとえばSCAMPERのようなリストを携えておくことで、補えるところも多いはず。
今年もいいリストを創ろう、探そう。
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