トヨタが実践してきた、イノベーション10の習慣
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トヨタが産み出してきたイノベーションを研究・解説した本が出ていました。
"The Elegant Solution: Toyota's Formula for Mastering Innovation"
トヨタは今や車のメーカーを超え、イノベーションのメーカーである。Amazon.comで見かけた書評にそう書かれていました。すごい賛辞!
この本を肴に書かれたエントリから、「トヨタが実践してきた、イノベーション10の習慣」("Ten Practices for Making Innovation")を意訳してみます。
- まず学ぶ―学習はイノベーションを促進する(Let Learning Lead)
- 顧客を観察する(Learn to See)
- 現実のニーズを満たす(Design for Today)
- ビジュアルに考える(Think in Pictures)
- 目に見えないものを捉える(Capture the Intangible)
- 制約を活用する(Leverage the Limits)
- 失敗をおそれない(Master the Tension)
- 数字で裏付ける(Run the Numbers)
- 改善し続ける(Make Kaizen Mandatory)
- シンプルにする(Keep It Lean)
"Toyota's Innovation Factory" - Creativity Driving Innovation In Business
オリジナルの、言葉のリズムをうまく訳せなくて残念。
たとえば、"Design for Today"。今日のためにデザインせよ。つまり、現在確実に顕在化しているニーズを満たせということでしょう。
将来発生するかもしれないニーズを先取りすれば、Innovativeであるという「評判」は勝ち得ることができるかもしれません。しかし「マネー」を得るのは難しい。過去に投資した数々のガジェットが、走馬燈のように脳裏に浮かんでは消えていきました…。
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