オルタナティブ・ブログ > 発想七日! >

日々の「ハッ、そうなのか!」を書き留める職遊渾然blog

安いのが偉い ― 競争戦略の王道を行く

»

安いサービス・製品が好きです。企業の競争戦略は、差別化戦略/コスト・リーダーシップ/集中化戦略という類別がもう30年近く使われていますが、これはサービスの提供側から見た話。顧客からすればシンプルに(便益÷価格)の高いものが嬉しい。とりわけ「価格を下げる」試みには企業の努力やアイディアがストレートに反映されており、つい応援したくなってしまいます。

…ということで、昨日の日曜日もついつい。

  • イレブンカット」で子どもたちの髪を切ってもらう。QBハウスは10分1000円で成人男性がメインターゲットだが、こちらは11分1575円(子どもは1050円)の「美容室」。神奈川県を中心に40店舗弱をフランチャイズ展開。QBハウス同様に「短時間」という市場を創出すると共に、子どもOK、ヘアカラー持ち込みOKといった顧客本位のサービスで勝負。実際、パパと子どもが揃って髪を切りに来ていました。
  • その後ドッヂ・ボールを探しつつ「西友」と「イトーヨーカドー」を巡る。実は両店とも近所にないのでめったに行きません。久しぶりに行ってみると、後者の躍進が目ざましいですね。今泉さんが応援されていたのも頷けます。
  • 昼ご飯は「日高屋」でラーメン。390円という低価格ラーメンが武器です。ここを運営している(株)ハイデイ日高は2006年8月に東証1部上場。餃子の調理時間を1分に短縮して売上を大きく伸ばしたという記事を読んでいたので、餃子も注文しつつ時間を計測。なんと餃子とラーメンともども3分以内に全て揃いました。すごい!薄い餃子の皮あたりに短時間調理の秘密がありそうです。

結局ドッヂ・ボールは見つからず、地元の街のおもちゃ屋(創業は大正時代)で購入。低価格とはいきませんでしたが、地の利の悪いところで頑張っている地元の店も応援したい。

Comment(2)