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日々の「ハッ、そうなのか!」を書き留める職遊渾然blog

研究テーマを持つということ~「仕事のポートフォリオを作ろう」から

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本日アップの「仕事のポートフォリオを作ろう」(@IT自分戦略研究所)では、先月のSteve Jobs氏のスピーチに感動した社会人の方と会話の中で、氏が言うところの"You've got to find what you love."をどうやって実現するかについて考えました。

氏のスピーチを読んで、ただ「いい話だな~」と思っている分にはいいのですが、大杉さん(仮名)のように割と真剣に受け止めて、実際に何かアクションを起こそうと考えてみて、
「学生ならまだしも、社会人になってから"keep looking until you find it.  Don't settle."(本当に好きなことを仕事にできるまでは立ち止まるな)というのは難しいのでは?」
という結論になった方もいらっしゃると思います。

学生と社会人の違いや日米の違いなどをあげつらっていてもきりがないので、現実的にメシを食いつつも「立ち止まらない」マインドを保つためにコラムで紹介したのが、「仕事のポートフォリオ」という考え方と、「研究テーマ」を作ってみようというエクササイズでした。

「仕事のポートフォリオ」がフリーランサーだけでなく全ての人に必要になると最初に論じたのは、僕のリサーチした限りにおいてはチャールズ・ハンディというイギリスの経営学者(思想家)。『ビジネスマン価値逆転の時代―組織とライフスタイル創り直せ』(1994)などで触れられています。
後者の「研究テーマ」についてはこのオルタナティブ・ブログもヒントになっています。
ブログのプロフィールを作成する際、事務局さんが親切にも「こういうことを書いておいたらいかが?」と提示してくださったサンプルの中にあったのが「研究テーマ」という言葉。僕も、仕事のポートフォリオにおける「無給の仕事としての研究活動」はそれなりに意識してきました。しかし、あらためて「研究テーマ」としてヒトサマの目にさらすとなるといろいろ考えてしまいました。

「漠然と思っている」ことと「文章にする」ことはかなり違いますよね。皆さんもよかったらお試しあれ。

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