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日々の「ハッ、そうなのか!」を書き留める職遊渾然blog

ワークプレイスの力

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kdistudio週末は勉強会に参加。講師を務めている麹町のビジネススクールの受講生の方々が 主催してくださった。

この手の集まりでいつも悩むのが会場選び。しかし今回はご縁があってKDI スタジオという素晴らしい会場を借りることができた。KDI(Knowledge Dynamics Initiative)は富 士ゼロックスが擁するリサーチ&コンサルティングチームだ。

勉強会というと新しい知識を仕入れる機会と見なされがち。しかし参加者の方々は既に十二分な知識を蓄えられているので、今回は学んだものを「活かす」場と しての勉強会を設計してみたかった。

結果としてできあがったAgendaはこんな感じ。過去に受けたコンサルティング研修と、現在企業向けに提供しているビジネスプラン立案研修とをミックスしてみたものだ:

  • クライアント役の参加者が、自社の新事業を説明(20分)
  • 参加者は4~5名でチームを組んで事業拡張のアイデアをまとめる(60分)
    (その間、クライアント役へのヒアリングは自由におこなってよい)
  • チームごとに提案のプレゼンテーション(Q&Aを含めて15分)
  • クライアント役+参加者の全員投票により優勝チーム決定、賞品授与
  • 優勝チームのアイデアを全員参加でブラッシュアップ

途中地 震な どに見舞われながらも無事に終了。3Cだ4Pだというキレイな(?)話から、やっぱりドブ板営業で…という話まで、各自の専門領域 を活かし たディスカッションを経て、5通りの提案が出揃った。予想通り(?)時間が足りずに最後のAgendaはこなせなかったし、その日得たものをまとめる チェックアウトの時間も取れずじまいだったが、とても有意義な時間だった。

(C)Copyright Fuji Xerox Co., Ltd.今 日書いておきたかったのは勉強会の中身ではなく会場。こういう会は、全体で集まって話を聞くときはややリラックスして、しかしチームディスカッションは集 中して、といった緩急がついていると創造的になる。一つの会場にそれを望むのは難しいものだが、KDIスタジオは柔軟なレイアウトや楽しい雰囲気づくりで そのような場を創り出せているように感じた。

帰宅後KDIのサイトをチェック。知識創造活動を支援する場の条件が右図のような2軸で説明されており分かりやすい。Creativity Zoneのポジショニングがずるいくらいに絶妙。

いつか機会があれば、個人の黙考と少人数グループワークと全体ブレストみたいなものをミックスしたイベントに挑戦してみたい。

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