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エンタープライズコラボレーションの今と今後を鋭く分析

コンテンツ同士の関係や関連を図で表示するニコタググラフ

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 分類や整理の為に対象物にキーワードをつけておくという手法はずいぶん昔からある。最近だとそれをタグ付けと呼ぶ。そしてネットワーク化に伴い皆でタグを分担して付与するフォーソノミーという手法が徐々に進化してきている。
 今ははてなやニコニコ動画が、もともと多義性を持つコンテンツを多数でタグ付けする環境を提供して、なおかつそのデータを外部の人が使えるような仕組みを提供しているのでこういうタグ情報を活用したタグクラウドだとかタグ共起ネットワークの新しい分析・表現手法が定期的にいろいろと考え出される。

 そしてまた新しいものとして、 あたごさんがニコタググラフというAdobeAIR環境で動くアプリケーションを公開された。
 ニコタググラフでは任意のキーワード入れて検索するとニコニコ動画からそのキーワードが含まれるタグを探しに行きその結果を表示。それをダブルクリックするとそのタグを元に動画を検索しサムネイルを表示。サムネイルをダブルクリックすると登録されているタグを拾い、それを表示また表示するという繰り返し。
 口で説明すると判りにくいけが、ようは以下のようなグラフを生成するアプリケーションだ。

20090807

 この類って以前にもいくつか紹介した。クラウドマップとかニコグラフラッシュだとかだ。タグを使ってこれまで明示されていなかった情報の関連を紐解いてこうやって図示化していくのはとても面白いし楽しい。

 ただ、残念ながらどれもまだ「面白い」とは感じるもののそこから思わぬ気づきを得たり素晴らしいインスピレーションをもたらすほどには洗練されていない。
 これからは書籍や論文や画像もどんどんデジタル化されてネット上に公開されていく流れだ。書籍や論文や画像を上手に分類するにはタグは不可欠だしその情報を上手く活用・分析するための手段としてこうした図示化ツールはもっと研究されて洗練化されると良いなぁと期待している。 

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