Hubspot(ハブスポット)の登場で何が変わるのか
9月19日にHubspot(ハブスポット)を使ったインバウンドマーケティングを提案するマーケティングエージェンシーが日本でスタートしました。
コムニコとスケダチが設立:「HubSpot」などを扱うインバウンドマーケティング専業会社設立 - ITmedia マーケティング
日本語でもつかえるようです
こちらの会社のホームページは、もちろんHubspotを使っています。
実際に日本で使われてるいるのは初めて見ました。
インバウンドマーケティングエージェンシー|株式会社マーケティングエンジン
CMS機能を使ってコーポレートページを作成していて日本語も使えています。このあたりは、Jimdoと同じような質感です。テンプレートをどれ位カスタマイズできるのかはわかりません。お問い合せフォームやメルマガ登録も日本語で作られているので、とりあえずは英語の管理画面さえクリアできれば日本でも使えそうです。
Hubspotにはインバウンドマーケティングツールとしてブログエディタが搭載されています。インバウンドマーケティングブログは、まだこれからという感じですが、ツールの特徴を活かしてどのようにコンテンツを展開していくのか楽しみです。BtoBマーケティングのインバウンドマーケティングとしてブログを活用例としては昨年の11月よりガイアックスが先進的な取り組みをされているので参考になります。
INBOUND marketing blog
オールインワンツールの価値とは
コーポレートページ・ブログ・フォーム・アクセス解析がひとつのツールで行えることで、「どこからきて・何に申し込んだか」が漏れ無く把握することができることだと思います。これまでだとリソースを掛けてコンテンツを作っても結局それがどの位トラフィックを生み出して、リード獲得につながったのか分かりませんでした。
訪問数は増えたがそれで成果につながったのか良くわからず、成果が見えやすい広告とチラシ的なランディングページに走ってしまうケースが多いと思います。
Google Analyticsで測定しようとしてもとコーポレートページはWEBサーバーとブログは無料ツールとフォームはサードパーティのASPなどシステムが全て違い、もれなく複数ドメインできちんとタグを設置するのも一苦労です。理論的に「できる」ということと「日々業務で使える」ということには大きな違いがあります。
その点、Hubspotはダッシュボードで簡単に流入元とオファー別のコンバージョンを確認できるため成果につながるコンテンツ制作に注力することができます。FacebookやTwitterからどの位ブログに誘導できているか、コンテンツの価値が認められて拡散しているかを知ることができます。
今後、BtoBマーケッターに求められること
BtoBマーケティングにおいても潜在顧客との接点づくりは、ソーシャルの普及とHubspotのようなツールで増えていくでしょう。ただ、そこから実際に受注につながるリードを獲得して、商談を生み出せるかはまた別の課題です。
あくまでも最終的な目標から逆算して、成果につながるリードをどうやって獲得していくかがポイントだと思います。インバウンドマーケティングで獲得したリードを商談につなげていくプロセス設計が必要になります。