企業のシステム化は進み、経営とITは切っても切れない時代になりました。IT初心者や、苦手意識のある方でも分かりやすく解説していければと思います。

働き方改革実行計画って何?~雇用吸収力の高い産業への転職・再就職支援、人材育成、格差を固定させない教育の充実~

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こんにちは。一月も半分が過ぎてしまいました。正月の挨拶「あけましておめでとう」はいつまで使えるのか悩んだことありませんか。調べてみたところ、1月15日の「小正月」までだそうです。私は鏡開きのころまでなのかと思っていました。因みに、鏡開きは、一般的には1月11日とされていますが、関西などでは1/15または1/20に鏡開きをするそうですよ。地域により違いがあるのですね。本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

さて、前回に引き続き、働き方改革実現に向けた9つの検討テーマと対応策についてご紹介していきます。


■雇用吸収力の高い産業への

転職・再就職支援、人材育成


1人の求職者に対し、何件の求人があるかを示す、平成28年の「有効求人倍率」は、1.36倍と雇用情勢は改善傾向にありますが、分野によって偏りがありますので、職業ごとに見ていきたいと思います。

・有効求人倍率が高い職業→保安:7.70倍 / 建設・採掘:4.86倍 / 介護サービス:3.31倍 / 情報処理・通信技術者:2.73倍

・有効求人倍率が低い職業→運輸・清掃・包装等の職業0.58倍 / 事務的職業:0.43倍

高い有効求人倍率は、人手不足の状況にあり、低い有効求人倍率は、人余りの傾向があります。

高い有効求人倍率は、たとえば成長産業で特別なスキルをもった人材が少なく人不足となるケースもあれば、成熟産業で賃金や労働条件により人気がなく人不足となるケースも考えられます。

また、低い有効求人倍率は、たとえば事務的職業は、安定的なイメージから女性からの人気が高い職業です。新規求人数自体は多く堅調に推移していますが、離職率が低いこともあり狭き門に大勢の求職者が駆け込む状態になっています。このように、有効求人倍率は、分野によって偏りがあり、必ずしも求職者有利の売り手市場でないケースもみられます。

出典:「職業別一般職業紹介状況」(厚生労働省) (http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11602000-Shokugyouanteikyoku-Koyouseisakuka/G38_72.pdf)を加工して作成

さて、政府は、転職・再就職者が格差を固定させない人材育成、教育の取り組みとして、転職が不利にならない柔軟な労働市場や、企業慣行の確立、成長企業への転職支援、地方の中堅・中小企業等への人材支援、雇用吸収力の高い分野へのマッチング支援を目指し、働き方改革実行計画で以下の対応策を定めました。

図2.png

・女性のリカレント教育など個人の学びなおしへの支援や職業訓練などの充実

育児等で離職した女性の学び直しと再就職を支援するために専門教育講座の受講支援などを行うそうです。詳細は、前回の連載をご覧くださいませ。

参照:「働き方改革実行計画って何?~女性・若者が活躍しやすい環境整備~」

・転職・再就職者の採用機会拡大に向けた指針策定・受入れ企業支援と職業能力・職場情報の見える化

年齢に関わりなく、転職・再就職機会を拡大のための指針の策定し、企業と大学の実践的な連携プログラムの支援や、中高年者や転職再就職者を採用し生産性向上を実現させた企業への支援、成熟企業から成長企業へ移動した労働者を採用し賃金をアップさせた企業への支援、雇用保険の受給者が離職後早期に再就職し、賃金が低下した場合の支援、地方企業の経営改革と人材還流に関する支援、雇用吸収力の高い分野へのマッチング支援を推進し職業能力、職場情報の見える化などを実施していくそうです。

・給付型奨学金の創設など、誰にでもチャンスある教育環境の整備

世代を超えた格差の固定化を防ぐには教育が重要な役割を担うとし、子供たちの誰もが家庭の経済事情に関わらず、高校にも専修学校にも大学にも進学できる環境の整備として、給付型奨学金の創設や教育費負担の軽減、学力保障等のための教育環境の充実を図っていくそうです。

次回も働き方改革実行計画についてお話してきたいと思います。

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