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読むだけで分かる!ERP導入の選択肢とは?

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みなさんこんにちは。前回のERPに続き、本日はERP導入の選択肢についてご紹介していきたいと思います。


■読むだけで分かる!ERP導入の選択肢とは?


ERPを構築する場合、どのような導入手法があるのでしょうか。自社にとって効率的な導入手法なのか今一度考えていきたいと思います。

スクラッチ開発

1990年代のERPパッケージの導入ブームが巻き起こるまで、企業の基幹業務システムの構築というと、スクラッチ開発が主流でした。スクラッチ開発は、「自社の業務に合わせて1から開発を行い自社向けのシステムを作る」導入手法のため、結果として導入期間が長くなり、開発工数や費用が高くなる傾向がありました。そこで登場したのがERPに代表されるパッケージ導入です。

パッケージ導入

パッケージ導入は、「パッケージ化されたソフトウェアを購入する」導入手法です。そのため、自社の業務に合わせて1から開発して作るスクラッチ開発に比べ、導入期間が短く低コストで導入できるということが最大のメリットです。

一方で、膨大な数のシステム機能が利用可能だとしても決められた機能の中から自社に合う機能を利用しなければならないことや、自社の現行の効率的な業務をパッケージの業務に合わせて変更しなくてはならないといったデメリットがあります。

パッケージをカスタマイズして導入する

スクラッチ開発とパッケージ導入の両者のいいとこどりをしたのが、パッケージをカスタマイズして導入する方法です。全ての業務をパッケージの業務に合わせるのではなく、一部の現行の効率的な業務を生かしたシステム導入が可能です。しかし、カスタマイズにかかる費用が高コストであるため開発範囲を必要最小限に抑えられるかが、パッケージのメリットを享受できるかのポイントとなります。

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高額で使いにくいパッケージからの脱却

ERPパッケージは、スクラッチ開発に比べ低コストで基幹システムの構築を実現できますが、とはいえERPパッケージの導入には高額なライセンス料、導入費用、保守費用などが発生するため、自社にとってオーバースペックであれば競争優位性低下を招きかねません。せっかくERPパッケージを導入しても、無理に合わないシステムを導入することで業務が回らなくなり、導入してみたものの思うような効果がえられなかったという話を耳にすることがあります。

ERPパッケージは、かねてより「想定よりも高額」や「業務に合わずに使いにくいなどの課題がありユーザのニーズに対応する形で今も進歩しています。

次回は、多様化する導入方法についてご紹介していきたいと思います。

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