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テクノロジーに心も仕事も奪われそうな日々を綴ります。

ノマドワーキングは現代版SOHO、だと思っていました。。。

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こんにちは。

ここのところやっと暖かくなり、花粉とにらみ合いを続けています。勝ち目はないけど、戦わなければいけない時があるのです、男には。

そんな、見えない敵とシャドーボクシングをする日々を過ごしています、松井です。

ここのところ、ノマドワーキングをめぐってTwitter方面から季節外れの熱風が吹き荒れていますが、みなさんはどのように感じているのでしょう。

ノマドワーキングと言えば僕が最初にその概念を目の当たりにしたのは、佐々木俊尚氏の著書「仕事するのにオフィスはいらない」だったように思います。それを読んだ僕は「これはマイクロソフトへの宣戦布…、この話はやめましょうか。そして、その後、ノマドに関する書籍がわらわらと出版され、半年もすると落ち着いたように見えたのですが、ここに来てすごく盛り上がっていますね。

で、盛り上がるうちにノマドを拡大解釈されて今では高給フリーランサーのことをノマドと呼ぶ人まで現れてどうしたもんかと、とりあえず聞き流して寝るか、といったスタンスをとっております。

そういえばこんなような議論って他にもいろいろとありますよね。

かつて、Yahoo掲示板、チャットのような閉じたコミュニケーションがSNSと呼ばれるようになってみたり、ASP、SaaS、クラウド・コンピューティングと出世魚のごとく名前が変わったり、パンタロンがフレアパンツと呼ばれて復権したり。

そういえばSOHOもテレワーキングという異名を持っていましたね。

こうして見てみると、人間のやることって実は大昔からそれほど進歩していないというか、変わり様がないんだなぁと感じます。ただ、手段が高度化しただけで。

そういうわけですので、iPadやらSNSやらクラウドを革新的というのはやはりただの宣伝文句でしかないんでしょう。人間にとって本当の革新は産業革命とインターネットでしょうね。それ以外はおまけみたいなもんです。

ただ、おまけのほうが盛り上がってしまうというのもビックリマン以来脈々と受け継がれる文化であったりするのでもうどうにでもなれ、とやけ酒を呑みながらブリの照り焼きでも食べたいと思う今日この頃です。

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