データマネジメントという言葉からあなたは何を思うでしょうか。

業務系の人ならデータアナリシス、開発寄りの人ならマスターデータ管理、インフラ寄りの人ならデータライフサイクル管理などを思い浮かべるかもしれません。これらはバラバラのソリューションとして切り売りされることもありますが、根源的には、データマネジメントという概念に含むことができます。

一昨年、当ブログでこんなエントリーを書きました。

『データ管理の世界標準になりそうなDMBOK』
http://blogs.itmedia.co.jp/infra/2009/12/dmbokdata-manag.html

DMBOKとは2009年4月に米国のData Management Association Internarional(DAMA)が発表したデータ管理を体系的にまとめた標準であり、データガバナンスから開発・品質管理、DWHやBIに渡る広範囲をカバーしています。リンク先の記事でDMBOKの構成内容を説明しているので、詳しく知りたい方はそちらをご覧ください。

 

さて、そのDMBOK。2010年11月15日に日本国内での推進団体としてDAMA-Japanが設立され、その後、4つの分科会に分かれて活動が行われています。分科会の内容は次の通り。

【第1分科会】
 EDWプレゼン資料の研究
【第2分科会】
 データ管理用語集の作成
【第3分科会】
 DMBOKを活用したマチュリティモデルの研究
【第4分科会】
 意思決定品質を向上させるためのデータモデル活用+
 インフォメーション・クオリティの研究

私が所属するのは第3分科会です。(リーダーを務めています)

この分科会で扱う成熟度モデルとは、一般的にはCMMIで知られているレベル付けの話だと思って頂ければ結構です。ただし、取り扱いの目的は同じではありません。

CMMIとは、絶対的な外部指標に照らし合わせ、その成熟度レベルから組織の品質を問うモデルです。ITproに簡単な説明があるので、詳しくはそちらをご覧ください。

『CMMIってなんだろう』
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/lecture/20070405/267507/

CMMIは官公庁の入札条件にもなっているため、レベル認定や審査方法は厳密であり、システム開発に携わる企業はこの資格取得のために多大な労力を割いていたりもしますが、こういったやり方をDAMAでは求めようとは思っていません。

第3分科会で考える成熟度評価とは、データ管理に関する課題認識を持っている組織が自己点検のために使用し、成熟度指標と比較して、自分たちが何を改善しなければならないかを知るためのツールです。

加えて、自発的に気付いたデータ管理に関する課題認識だけではなく、そのデータ管理が行われていないことによる潜在リスクも認識できるよう、各指標には”実現されないことによるリスク”も示されるべきとも考えています。

これらの考え方をもってデータ管理成熟度モデル(Data Management Maturity Model)を作っていこうというのが、第3分科会の活動方向性です。

皆さま、今後ともよろしくお願い致します。

 

余談ですが、この成熟度モデル、グローバルでも定義されていない成熟度評価のため、何か固有の略称を付けたいです。DMMMだと呼びにくいですし、DM3、DMキュービック、DMM(※動画配信会社と被る)など、いくつかの名称があると思いますが、さて、何が呼びやすいでしょうか。

関係者の方、ご意見下さい。

NAKA

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中 寛之

中 寛之

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ITIL Managerとして、システムインフラのコンサルティングを中心に、業務領域まで幅広く担当しています。

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