朝日新聞「沖縄集会は11万人参加」→産経新聞「それは嘘」
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今朝の産経新聞の1面社説に書かれた、前に朝日新聞が掲載した産経批判への反論は、読んでいて少々興味深いものがありました。
発端は、教科書記述を巡る沖縄11万人集会について、 産経新聞はあまりにも扱いが小さかったことに対する皮肉を朝日新聞が掲載したようですが、今朝の産経新聞ではその反論として、
・会場のスペースと当日の集会を上空から確認すると11万人も入るわけが無い
・当日は4万5千人が集会に参加しており、 11万人という規模には遠く及ばないものであったことが警察関係者から内々に発表されていた
というものが挙げられていました。
なんだかこのやりとりを見ていると、朝日は集まる側の意見を中心に情報を構成し、産経は取り締まる側の意見を重視しているだけで、 どちらも情報の客観性としてはあまり変わらない気がしました。
何かを行うときには「トップダウンアプローチ」と「ボトムアップアプローチ」という2種類がほとんど必ず存在します。 どちらも同じように重要なアプローチであり、決して片側に偏った判断をしてはいけない、と私は思っています。
朝日にしろ産経にしろ、まずは両者の発表した数字を最初に公表した上で議論すべきだったのではないでしょうか。
とはいえ、たとえ4万5千人という数字が正解であったとしても、 産経新聞の沖縄集会に関する扱いの小ささはちょっと疑問を感じるんですけどね。
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