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ドキュメントをうまく管理しないユーザは失敗する

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運用の現場に身を置いていると、運用設計文書の数の多さに圧倒されることがあります。運用システムの規模の大きさとドキュメント量は比例して増えますから、基幹システムにまつわる運用文書は膨大です。

@ITに「ドキュメントを作成しないユーザは失敗する」という記事が書かれていますが、殊システム運用に関しては、「ドキュメントをうまく管理しないユーザは失敗する」と言えるでしょう。

ただ、この言葉は「言うは易し、行なうは難し」の最たるものかもしれません。

ドキュメントを管理するというのはカンタンですが、どこまでを管理するのかがまず難しい。特に、修正が発生した際にどのドキュメントまで遡って変更するかです。運用業務を外部委託している場合、設計成果物は委託元の資産ですが、それに変更を加えるとなると、相手の資産を改編することになりますよね。

複製を運用受託側に引渡し、それについて更新してもらう場合も、どの文書が変更対象となるのかをユーザが示せなければ、やはり適切な管理は難しいでしょう。

世の中の皆さんがどうやって運用文書管理をしているのか、非常に気になります。

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