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商社マンの営業として33年間(うち海外生活21年間)、国内外で様々な体験をした。更に、アイデアマラソンのノートには、思いつきを書き続けて27年間、読者の参考になるエピソードや体験がたくさんある。今まで3年半、ITmediaのビジネスコラム「樋口健夫の笑うアイデア動かす発想」で毎週コラムを書き続けてきたが、私の体験や発想をさらに広く提供することが読者の参考になるはずと思い、ブログを開設することにした。一読されれば「読むワクチン」として、効果があるだろう。

海外旅行・出張危険回避講座 (一読さえすればリスクは最小、そしてあなたは、海外旅行のプロ) その13 もう一つのハイリスクエリア ホテルに到着時の危険

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海外旅行・出張危険回避講座
(一読さえすればリスクは最小、そしてあなたは、海外旅行のプロ) その13 もう一つのハイリスクエリア ホテルに到着時の危険 

(米国のジョージア大学へ創造性テストTTCTのスコアラーの認定を取るためのセミナーを受けるために、掲載に間が空いてしまった。お許しください。無事に合格して帰国しました)

ホテルには、一見して「危ないホテル」と「危ないか、危なくないか分からないホテル」しかない。絶対に安全なホテルはない。限られた人しか内部に入れないとか、フロアごとに廊下は監視カメラがあるのは、より安全だが、完全に安全とは言えない。だから、ホテルはハイリスクなのだ。

タクシーでホテルに無事に到着した。

 荷物は、ホテルの玄関に降ろされて、ポーターが助けにくる。
 ポーターが荷物を、ホテルの玄関の前(外)のポーターのデスクの横に一端預かることもある。私は自分の荷物が、ホテルの中に入れられなければ、どんな高級なホテルであれ、預かりキップを渡されても、ホテルに入らないことにしている。
「どうぞ、中にお入りください」とポーターが言っても、
「荷物を自分で運びますが」と主張すれば、ポーターは運び込んでくれる。
 小さなホテルなら、当然だが、自分で運び込むことになる。

 荷物が複数あれば、ホテルの中にある、荷物運搬ボックスキャリーを持ってきて、自分で載せてホテルに運び込む。置き忘れのないように、この時点で荷物の数を数えることだ。
 荷物から絶対に目を放してはいけない。繰り返すがホテルは空港に次いでハイリスクの場所であり、初めて宿泊するホテルのロビーはもっとも危ない場所だ。


 荷物の安全を確保して、チェックインに取りかかるが、空港のマネーチェンジャーと同じで、列に並んでいる時の手荷物は、自分の足の前に置くこと。横に置いてはいけない。置き引き犯が後ろから並ぶふりをして、下のカバンを持ち逃げする可能性がある。
 カウンターで、財布、パスポートを入れるポシェット、カメラのケースなどは、両手の間に置くこと。アタッシュケースなどは、足の間に置くこと。


 財布をカウンターの上の右側横とか左側に置いてチェックインをすると、急にホテルの係員に話しかけたりして、カウンターの財布をかっぱらう「カウンターへの話しかけカッパライ」にやられたり、一人が右側から質問し注意をひきつけて、左側の財布をかっぱらう手口もある。

 

ホテルに到着したのが早すぎて、1時間ほど部屋が準備できるまで待つことになり、ホテルのロビーで座っていると、時差などで眠くなるものだ。ホテルのソファーの横に手荷物やハンドバッグを置いて、うとうとすると、数十秒にして、手荷物やハンドバッグを盗られてしまうことになる。バンコクの市中のホテルでは、この種の犯行が頻発している。いねむるとしても、カバンのショルダーに、手や足を通しておくとか、紐を通して手で持っていたり、足を置いていねむることだが、ホテルのロビーではいねむらないことだ。

 

大きなホテルだから安全というのは間違い。日本人は大きなホテルに入ったら、ロビーでも安心しきってしまうようだ。誰でもl入れるにぎわった大きなホテルは、一番危ない。

 

部屋への自分の荷物は、私は自分で運ぶことにしている。チップを支払う煩わしさもないし、一番安全確実だ。部屋に入ってもすぐに行動が取れる。

 
ポイント 
(1)ホテルのロビーでは、絶対に安心してはならない。もちろんホテルも防犯カメラなどで防ごうとしているが、圧倒的に犯罪者が多い。
(2)私はホテルのロビーは、外にいるのと同じだと考えている。誰でも入れる。
(3)ホテルのロビーのソファーでいねむれば、横に置いてあるバッグを狙われることになる。

 

アイデアマラソン一口メモ
 アイデアマラソンが徐々に普及してきているが、関西神戸の近くの夙川にある大手前大学では、2010年から、全学生にアイデアマラソンの実行を正式に推奨してきた。「全学アイデアマラソン運動」である。すでにアイデアマラソンを実行してきた学生たちの中で、アイデアマラソンの大きな成果が発表されてきている。
 今年も、4月に全入学生にノートの大切さとアイデアマラソンについて、講義し、演習を行う予定である。大学が、全新入生に、「大手前大学アイデアノート」を配布することになっている。
 最新刊のアイデアマラソンの本

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「仕事ができる人のノート術」(東洋経済新報社)

 

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