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商社マンの営業として33年間(うち海外生活21年間)、国内外で様々な体験をした。更に、アイデアマラソンのノートには、思いつきを書き続けて27年間、読者の参考になるエピソードや体験がたくさんある。今まで3年半、ITmediaのビジネスコラム「樋口健夫の笑うアイデア動かす発想」で毎週コラムを書き続けてきたが、私の体験や発想をさらに広く提供することが読者の参考になるはずと思い、ブログを開設することにした。一読されれば「読むワクチン」として、効果があるだろう。

緊急提案 深々度地下メガ核シェルターの建設 その3  北の野望

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緊急提案 深々度地下メガ核シェルターの建設 その3  北の野望
 
 北は、今まですべての約束を一方的に破っては、また妥協を見せ、また約束を反故にして、またすり寄った。これはすべて時間稼ぎ(Playing  for Time) のためだった。


 核開発も、ミサイル開発も、この方法ですべて開発してきた。ごく少数の独裁者と軍部だけの繁栄以外のすべてを犠牲にして、今は、これら二つの開発が一つになろうとしている。それは核の小型化で、ミサイルに搭載されることになるのだ。
 それを大量に持つことが、北の大前提であることから、いくら世界がわめいても、絶対に止めないだろう。

 この状態を作り出したのは、"保護者である二つの大国"である。二つの大国こそが、この収拾を責任もって進める以外に、朝鮮半島は混乱なしに安定しない。このまま放置すれば、北は目標を完成させ、もうすぐこれら"保護者の大国"も手を付けられないことになる。すでに"保護者"にも脅し始めているのではないだろうか。欧米どころか、世界中のどこもが射程距離に入ることを公言し始めるだろう。

 北に戦後ずっと献金してきた北の同朋の人たちが多数生活している日本にも、"無慈悲に"ミサイルを飛ばすと言っているのだから、まったくこれらの人の命は考慮に入っていない。これらの人たちが目を覚ます必要がある。
 

 いずれは小型化、ミサイル搭載、多数ミサイルの建造と配置、移動発射台(どこの誰だ、あんな特殊な発射装置のトレーラーをうれしそうに北に輸出したのは?)、多弾頭化と進めば、防衛線を築くことは不可能になる。さらにこの国は、これらのミサイルを世界中に輸出するだろう。核弾頭も輸出するだろう。北から韓国は数分、北から日本は、10分ていどの到達時間だ。

 これで何ができるというのだ。命中率の不確実なパトリオットだけで良いはずがない。
はやぶさや貨物専用ロケットなどで培った技術で、更に対ミサイル防衛線を築き、レーザー光線防御や、さらに強力な防御兵器を独自に開発しないといけない。

 

 論理的には、根を断つ戦略を取らないといけない。
 この北の恐怖のシナリオを米国は十分に知っているはずだ。韓国はもちろん人質のようなものだ。韓国を助けること、米日韓、NATOが協力し、積極的に阻止する時がきている。ロシアですら、この協力体制に加わる可能性がでてきた。日本政府も知っているはずだ。日本政府は恐怖で足が竦んでいるのではないか。

  惑わされてはいけない。北は自分たちを守るためにだけ、すべてを犠牲にしてまで、核とミサイルを開発しているのではない。恐怖の武器の完成で、まず朝鮮半島のイニシアチブを取り、東アジアのイニシアチブを取る計画だ。その計画とは、始めはお願いの援助とか支援それがだんだん強請になり、脅迫となり、強制し始める。道路を作れ、学校を作れ、食糧をこれだけよこせ。病院を建設せよと、強制的な支援の要請を始めるだろう。それはかっての保護者である国々に対しても同じだろう。対等に付き合うのではない。核とミサイルで脅して援助を強制してくるのだ。 

 私は日本の外交も国防も非常に悲観的に取っている。まして、この期におよんで、暴力団か誘拐強盗団に、ピストルを向けられているのに、「そんなことやめなさい」と、国会で演説するだけで、納まる相手だろうか?日本民族が絶滅されて、9条が残るのだろうか。時限的に防衛の憲法的解釈を広義に解釈してでも、対応を取ることが必要だと私は思う。まさにその時に来ていると思う。

 北の通常弾頭ミサイルですら、原発に命中すれば日本の終焉を迎えるのだから、すべての原発は、現在の北の攻撃の目標に入っているとすれば、とてもじゃないが、運転を続けていくべきではない。運転コストの問題じゃないだろう。原子力燃料を取り出し、安全なところに移動させ保護して、北の問題が解決してから再開することにしなければならない。
 
 政府が考える積極防衛以外に、民間レベルで今でも、研究、開発、建設開始できることは、核シェルターの建設である。一人でも多くの日本人に生き伸びてほしい。

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