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商社マンの営業として33年間(うち海外生活21年間)、国内外で様々な体験をした。更に、アイデアマラソンのノートには、思いつきを書き続けて27年間、読者の参考になるエピソードや体験がたくさんある。今まで3年半、ITmediaのビジネスコラム「樋口健夫の笑うアイデア動かす発想」で毎週コラムを書き続けてきたが、私の体験や発想をさらに広く提供することが読者の参考になるはずと思い、ブログを開設することにした。一読されれば「読むワクチン」として、効果があるだろう。

海外旅行・出張危険回避講座 (一読さえすればリスクは最小、そしてあなたは、海外旅行のプロ) その9 ハイリスクエリア 空港のトイレ

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海外旅行・出張危険回避講座
(一読さえすればリスクは最小、そしてあなたは、海外旅行のプロ)  その9 ハイリスクエリア 空港のトイレ

もともとを言えば、機内で大きい方を済ませておくのが良い。


機内でのタイミングを逸して、目的地の空港に到着して、緊張感が抜けかけた時に、大きな方を行きたくなったら、どうするか。まずは、パスポートコントロールと、預け入れ荷物を確保するまでは、安心しない方がよい。

他人が自分の荷物を間違えたり、故意に、あるいは悪意で持ちさる可能性もないとは言えない。待ってみると、預け入れ荷物はなかなか出てこないのに、ちょっと遅れていくと、荷物はとっくに出てきて、コンベヤーの上をぐるぐる一人さびしく出ている可能性がある。
預けた荷物はとにかく早く取り戻しておくことが大切だ。

荷物を確保すると、安心感からか、大きな便意が生じることがある。そんな場合は、空港の税関検査を受ける前に、トイレに行こう。
空港の中のトイレにはトイレットペーパーが備え付けられているのが一般的だ。空港使用料に入っているはずだ。外のトイレには紙も、蓋も無いことも多い。人が並んでいることすらある。そうなると緊迫感が出てくる。普通は外のトイレよりきれいで安全だ。
一人旅行でトイレに入るなら、狭くてもトイレには荷物を全部持ちこもう。これは宿命だ。場所によっては、ショルダーバッグは、首からかけてでも、ことを済まそう。

トイレで座っている後ろのスペースに荷物を置くのは止めよう。慣れていない場所では、物を忘れる可能性が高くなるからだ。トイレにコートハンガーが付いている時、扉を開けるとハンガー部分が見えなくなるようなトイレでは、ハンガーに掛けないのがよい。
 荷物やコートなどを置く場所は、その荷物をどけないと、トイレから出られないように置くのが正解である。

 コートや上着を脱ぐとき、便器の蓋は閉めておこう。また事を終えた後、コートや上着を着直す時も、まず、排出物を流してから、余裕を持って便器の蓋をしめておこう。そしておもむろに服を着よう。これだけで財布や、携帯や、手帳が上着のポケットから滑り出て、便器の水の中や自分の出したものの上に落下させてしまう不幸な事故を起こすことを防ぐことができる。

 海外のトイレにはほぼウォッシュレットは付いていない。ついているとしても、ホースかスプレー式の蛇口だ。バンコクの空港は新しくなって、水のホースも蛇口も無くなった。私は、TOTOの携帯式のウォッシュレットを持参している。

ポイント
海外では、こまめにきれいなトイレに行くのが賢い。町の中できれいなトイレに行く方法としては、一流のホテルに入ってことを済ませるのがよいだろう。そのためにも、身だしなみを整えておくとよいだろう。パスポートは、便器に落とすと最悪だから、コピーだけを持参していよう。

アイデアマラソン一口知識

「人間は考える葦だ」といったのは、パスカルだが、アイデアマラソンでは、「人間は考えたら書く葦だ」としている。それは、書くという行為で、記録が確保されるだけでなく、もともとへの思考へのフィードバックが起こり、もともとの思考形態に影響が出る。それがまた外にでていき、次の発展した発想になるということだ。それがアイデアマラソンの基礎理論となる。

 

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