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【自分が仕事でメモを取らない3つの理由】ノートはほとんど白紙です

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皆様こんにちわ。鈴与シンワート株式会社の正林です。

自分は仕事のとき、ほとんどメモを取りません。

会議、お取引先様との打合せ、要件ヒアリングetc。ですから手帳のメモなどは1年使って2ページ位しか使わずにおしまい。
メモするのは、解らない言葉や単語があるときにそれを書き留める程度です。

もちろん、メモを取ることを否定する訳でも無いですしメモを取るのは重要なことだと理解しています。特に経験したことない事業に取り組むとき、これからスキルを習得していかなければならない新社会人の方などは、メモも取らずに伝えたことを失念していれば「何やってんの?」と当然思います。

仕事のやり方は、人それぞれなので習熟した業務であってもメモを取る方もいらっしゃるのも当然だと思います。ただ、自分はメモを取らない、というだけの話です。

メモを取らずに何をするのかというと、打合せ・会議の会話に極限まで集中するというのが私のやり方です。システムの仕様確認など細かい話であっても「記憶する」「本意を考察する」ことに細心の注意をはらって、相手の顔を見て会議や打合せに臨むのです。

決してこのやり方が、決して正しいとは思っていません。ただ、私が営業をしていたころ、1日に3、4件ほどお客様のところへ打合せに行き、社に戻って夜20時から21時。そこから案件の要件や提案方針について社内打合せを行ない、その後に、23時頃から自分の業務や資料作成を行なうというルーチンをこなしている中で、最も効率的だたったのがこのやり方でした。

なぜ当時これが効率的と考えたかというと以下の3点のポイントがあったのでは?と今になって思っています。

1.表情をみてもらうことが出来る
>打合せを相手の顔をみて、会話することで下を向いてメモを取りながら話すよりも、笑顔、真剣な表情、考え込む様子など、パーソナルな部分をオープンに見ていただけるため親近感、距離感が近くなると感覚的に感じています

2.打合せをすることに集中することで描く「イメージ」が案件の印象を強める
>一日のアポイントが3、4件ということは、部下の案件も含めて30から40ほどの案件数をマネジメントしており、要望や内容だけではひとつひとつの印象が薄くなる気がしました。
 会議の中で、出席者の顔色、雰囲気、本当に言いたいことは何か?ということやクロージングまでのストーリーをイメージをすることで一つ一つの案件の印象や概要を強く記憶できたのです。

3.「記憶」を「伝える」ことで振り返りが出来る
>打合せ後に、例えば社内で提案に向けての会議をするとします。記憶とイメージを頭に入れておくことで、自分の頭の中には「目次」のようなものが出来上がります。この目次に沿って、打合せを進めるなかで「目次」の題目からその詳細へブレイクする時に記憶がよみがえってくるので、記憶したつもりの詳細も思い出すことができます。
 そしてイメージしたストーリー感と整合性を突合せて、その重要度を判断することも出来ます。

このようなポイントがあるのでは?と理解しています。なぜこんなことになったのか?と考えてみるとおそらく、

● 私が「メモを取る」という行為が苦手なのです

メモで重要な事項全てを網羅できないために、記憶することに集中する、全体のおおよそのイメージを捉えるというやり方になったのだと思います。その上で、記憶やイメージをブレイクダウンして詳細を捉える方が効率的と考えたのです。

なんて言ってますが、メンドクサイだけだったかも知れないですが。

決してお勧めするやり方では無い(尋常でない集中力を使うので疲れます)ですが、こんな仕事の仕方もありでしょうか?という自分自身への問いの意味も込めてメモを取らない仕事の仕方を紹介させていただきました。

<了>

-正林 俊介-



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