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無料グループウェア「アイポ」の最新版をリリースしました

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 本日10月1日、弊社の開発する無料グループウェア「アイポ」の最新版、アイポ5.1を公開しました!

 パフォーマンス改善のほか、特に要望の多かったWebメール機能周りなど、多数の機能を改善しました。また機能改善のほか、オープンソースとしての面も強化を図っています。

Google Code へのプロジェクト開設と公開

Google Code アイポプロジェクト

 5.1のリリースに合わせて、Google Code でのプロジェクト公開も行うようになりました。

Google Code アイポプロジェクト

 こちらのプロジェクトではパッケージファイルやソースコードのダウンロードが出来るほか、開発資料や進捗の一覧なども公開し、オープン化をより強化しました。今回リリースした内容もこちらより詳細を確認できます。

ライセンスをGPLからAGPLv3へ変更

 アイポは2008年3月よりGPLのオープンソースライセンスを採用していましたが、5.1よりAGPLv3へ変更しました。これまでアイポを利用されていた方も、これから利用される方も、従来と変りなくアイポを利用することが出来ます。

 アイポをサービスとして提供される場合のみ影響がありますので、個人・団体・企業に関わらず、通常利用やカスタマイズしての利用にも影響はありません。

なぜオープンソースを推進するのか

 さて、アイポ5.1のリリース内容につきましては上記の通りですが、話を変えまして弊社がなぜ無料(オープンソース)でグループウェアを提供しているのかという事が質問されることも多く、その点を正直にお伝えします。

 ズバリ、「使ってもらわなければ始まらない」からです。

 製品やサービスを提供している方の中には「使ってもらえれば良さが分かって貰えるのに」と、悩んでいる方も多いと思います。 かといって物品を無料で配ることはそう簡単にはできませんが、ソフトウェアに関しては物品ほど難しくありません。

 しかしソフトの開発にも費用はかかりますから、当然その費用を回収し利益を得るためにソフトを販売しなければならない、という所までは「作った物を売る」というごく一般的な考え方です。

 そこで視点を変えまして、ソフト自体はすべての機能を提供し、まず使ってもらうことで良さを実感してもらい、さらにサービスの拡張を望む方に付加価値を提供するという、「作った物を売る」のでなく「サービス」を追加提供する、フリーミアムの形態を弊社は取っています。 アイポに関しては「アイポプラス」が付加価値を付けたサービスとなります。

 オープンソースで公開することによって、開発(カスタマイズ)のコミュニティが形成され、その結果フィードバックが得られやすく、本家のアイポの開発にも良い影響が与えられます。

 また有料のソフト以上に多くの人々の目に留まりやすくなり、多くの目に留まるからこそ無料でも下手なものは出せません。アイポ自体が弊社の開発力の宣伝塔にもなっています。

 上記のように、オープンソースをビジネスモデルとして採用しています。

 アイポのリリース内容より後半の方が長くなってしまいましたが…グループウェアを検討されている方は、アイポも検討材料としてお試しいただけたら幸いです。

Aipoのカスタマイズにつきましてもお気軽にお問い合わせください。

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