我が逃走(家入一真)を読んだ。超絶面白すぎる。
我が逃走(家入一真)を読んだ。超絶面白すぎます。編集すごい!ここ数年、家入さんの出した働き方系の本と比較して、これは段違いに超絶面白いです。もし、これの前にあたる「こんなぼくでも社長になれた」を読んでなかったら、それも買ったほうがいいです。かなり面白いです。
最近、ビジネス書を読んでも最後まで読む気力がわかないときの方が多かったですけど、これはKindleで買って、数ページ読んで、引き込まれすぎて、昼ごはん食べるの忘れて一気に読んでしまいました。最近、鬱っぽくてそこまで、集中力が持つ本ってあまりなかったけど、すごい。まじですごいです。編集とか誰なんだこれ。すごい。思想より、経験やストーリーのほうが人を引き込むとはこのことなんだと思いました。はい。
これの前の話が「こんなぼくでも社長になれた」で、家入さんが引きこもりから、レンタルサーバー会社ロリポップを起業して、成功するまでの話です。JASDAQ最年少上場者の泣けるサクセスストーリーです。Kindleもある。
「我が逃走」は家入さんが、ロリポップの社長をやめて、飲食店経営に手を出して、店舗をどんどん増やして、買収して、みるみる資金が減っていって、トラブルがいっぱいあって、資金が減っていって、いろいろ炎上して、都知事選にでて、家庭的にいろいろあって、なんやかんやする話です。それぞれ問題が発生する原因がすごく常識外れていて、びっくりします。
前作と対比がすごすぎて、ジェットコースターすぎてすごい。前編と後編の差がすごい。まどかマギカくらいギャップあります。リアルなのに、シドニーシェルダンの小説くらいのスピード感です。こんな理由で数十億の金が溶けるのかとびっくりする事件ばっかりです。しかし、ネットでリアルタイムで見ていたので、すごいなにか、ここ数年のインターネット炎上史を振り返るようです。
界隈の人からすると、つっこみたくもなるし、いろいろ言いたいこともあるだろうけど、それはそれで、これはこれだとしか言いようがないと思います。本ってそんなものです。編集の人すごいです。
いや、普通、起業家の本って、失敗してても、カッコよさそうに書くじゃないですか。ここまでカッコ悪く書いていいのか。いや、もしかすると、編集がフィルタリングしてこれくらいなのかもしれない。もしかすると、ホリエモンのゼロと同じディレクションで攻めている感じがする。
起業とか考えている人はいい教科書だと思う。これよりずっと規模が小さいけど同じような裸の王様事件は多々あります。
むしろアンチ家入の人ほど買おう。
いろいろあるけど、すごかったです。個人的には最近作った会社であるキメラについてもうちょっと書いてほしかったです。とりあえず、みんなが言うように、すごい引き込まれた本でした。