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俺と絶食と不食とベジタリアンと飽食帝国ニッポンに対して思うこと【駄文】:

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今日で絶食七日目だ。しかし、ジムで走れそうなくらい元気だ。一年に一度くらい、絶食がしたくなり、一日から二日、なにも食べない生活をする。精神がたるんでるときによくする。今回のが、いちばん長い。絶食が体にいいという医学的な見地は無い。むしろ、三食普通に食べたほうがいいし、ダイエットも効果的だというのが一般論だ。一部の方々が宿便がどうのとか、悪玉菌がどうのとかで絶食がスバラシイと言っている。そういったものはあまり信じてないけど、個人的には、絶食に意義はあると思う。何より仏教でもイスラム教でもキリスト教でもヒンズー教でも、どれも絶食や断食を行う習慣がある(キリスト教はカトリックの一部のみ)。キリストもブッダもアッラーも断食をしている。実際、やってみると確かに精神的な刺激になるから、意味はあると思う。ガンジーも何かあるとすぐ断食する。絶食のメリットについて個人的に思ったことを勝手に書きます。論理的なデータや意味は無いです。

  • 空腹に慣れる

    絶食の意義として最も大きいのは「空腹に慣れる」ことだと思う。日本は飽食の国だ。食べられることが当たり前になる。満腹が当たり前の国だ。そのため、僕のようなダメな人は、少し空腹になるとイライラしてしまい、どうしても間食が増えてしまう。パソコンに向かってると間食が多い。自動的にすごい太る。

    しかしながら、二日以上、絶食をすると48時間以上、「おなかすいたー」が続くわけで、そのあと、多少、空腹感があっても苦痛にならない。ドラゴンボールなどで、10倍の重力の中で修行すると、通常重力で異状に強くなるのに似てる。

  • 胃が小さくなる

    絶食のダイエット効果はあまり無い。腕とかどうでもいいところの筋肉ばっかりおちて、肝心のおなかのお肉は落ちない気がする。それより、空腹になれて、あんまり食べなくなるし、胃が小さくなることのほうがメリットのように思う。要するに絶食のあとは小食になる。こちらのほうがメリットは大きいと思う。

  • 鬱っぽい気分が減る

    あくまで個人的な感覚だけど…通常時に鬱っぽいことが多いときに、絶食すると鬱っぽい気分が減る。もちろん、最初の二日ほどは落ち着かないけれど、絶食三日目突入あたりから、鬱っぽい気分が減る。かといって、ハイテンションになるわけでもない。

    飽食の状態だと「生きてるのやだなー。日本に未来がないなー。このまま、独身で一人ぼっちで死ぬのかなー。」となり、新しいWebサービスでも何でもケチをつけるイヤなオッサンになるのだが、体が絶食状態に三日目になると、本能的に「生きよう!」という気持ちになし、否定する気持ちも減る。マンガの「自殺島」の主人公の気持ちに似てる。自殺するつもりだったけど、無人島に送られたら、がんばって生き抜こうとするよくわからないマンガ。

食べないで生きていく人たち

絶食生活をするたびに「食べないで生きる人」や「不食」の人たちを思い出す。この世には食べないでも生きている人がけっこういるようだ。ブリザリアンで検索すると出てくる。英語ではInediaで出てくると思う。日本語では以下の記事が詳しい。x51だけど。

最初、これはサイトがサイトなので、トンデモ記事だと思ったが、70年以上食べてない人の実験調査の記事が、イギリスのBBCロイターニュースなどもまじめに報道しているので、からっきしウソではないように思う。ただ、このおじいちゃん、見た目がコワい。

日本でも特命リサーチで不食について、特集されたことがあるけど、まぁ、ゴールデンタイムの日本のテレビなので、信憑性は良く分からん。

日本で、不食で有名な人といえば、食べるのやめましたの、大阪のオバちゃんだ。この人は、食べないわけではなく、一日青汁一杯だけで生きているらしい。動画で検索すると、けっこうふくよかなオバちゃんだ。真偽は分からないが、理化学研究所、辨野義己先生の研究結果によると、このオバちゃんの腸内細菌はアンモニアからアミノ酸を生成するらしい。要するにオシッコからアミノ酸を精製する。この記述は、先ほどのBBCのニュースの記述と酷似する。

これらの共通点はいくつかある。

  • ベジタリアン。
  • 不食の人は太陽にあたる時間を増やしている。
  • 食べてない人の方が同じ年齢の人より健康。
  • 免疫力は普通の人より高い。
なんなんだろね。

オッサンになったら、そんなに食わなくていいじゃね?

ここ数年、「あんまり食べないほうが体にいいんじゃないか」という本がいくつか出ている。全く食べないのは、よくないとして、一日一食くらいがいいんじゃないかという話が多い。そして、あまり食べない人の方が肉体年齢が若いという結果が多い。

専門家ではないので分からないので、食べれば食べるほど、細胞の入れ替わりが激しいので、老化が早いんじゃないかと思う。オッサンになると、そんなに細胞を入れ替える必要が無いので、食べないほうがいいんじゃないかと思う。基礎代謝というものを僕はかなり疑ってる。多くのオッサンが、ビール腹になるのは、20代より、オッサンの方が消費カロリーが少ないからではないだろうか。ぼくも最近、脂っこいものより、和食が好きになってきた。人は、オッサンになると、そんなに食べなくてもいいんじゃないかと思う。

著名人にベジタリアンって多いよね

テレビも食べることばっかりだし、東京も食べることばっかりだ。日本人がおいしいものを一生懸命探すのはすごいと思うし、異状だな、と思うこともある。しかしながら、個人的経験で食べないほうが精神がポジティブになる気がする。過去、多くの強い精神性とカリスマを持つ人は粗食な人が多い。

著名人にベジタリアンは多い。白人は、肉を食べているイメージがあるが、Wikiepdiaを見る限り、著名人にベジタリアンは少なくないマイケル・ジャクソン、ポール・マッカートニー、アインシュタイン、スティーブ・ジョブス、ピカソ、レオナルド・ダ・ビンチなどなどだ。彼らはベジタリアンで有名だ。Wikipediaによると日本人でもベジタリアンは結構いて藤子不二雄A、庵野秀明、YOSHIKI、GACKTなどはベジタリアンだ。しかしながら、日本でベジタリアンを通すのはかなり難しいし、特に外食をするとベジタリアンに対しての選択肢はほぼ無いように思う。元々、日本食の方がベジタリアンに近かったのにね。

そんなわけで、あまり食べない人や、粗食な人の方がいいんじゃないだろうか。

戦後の食べるものが無い時代に生まれた日本人は世界を席巻させたが、飽食時代に生まれた日本人は、経済を停滞させた上に、精神が病んでいる人が多いなぜなんだろう?もちろん、他にもいろんな要因があると思うけど、飽食で人々にハングリーさがない時代になったようにも思う。

人は、あまり食べない方が、いいんじゃないだろうか、とたまに思う。

アルファブロガー・アワード2010受賞

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