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週末1日だけの東北震災ボランティア(レーベン/岩手県陸前高田市/作業編)

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(前ブログ記事、移動編の続きから...そして次回の準備編はこちら)

 岩手県陸前高田市に入ると、ボラバスは一路ボランティアセンターを目指しました。この日(23日土曜)、陸前高田市のボランティアセンターに集結したボランティアは700名以上。ボランティアセンターはボランティア団体の司令塔さながら、各ボランティア団体と作業内容のマッチングを行います。つまり、ボランティア団体それぞれの具体的な作業場所や作業内容は、直前にならないと分からないケースが多いことを意味します。


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 着替えなど準備をしている間に今回のミッションは、陸前高田市小友町の広田湾近くで瓦礫(ガレキ)撤去を行うことに決まりました。再度バスに乗り、別ボラバスと作業地域を分担する様子で、あわせて100名以上で作業場所に向かいました。

 ドラゴンレール大船渡線の線路跡。山の斜面に挟まれた線路は残っていますが、その線路の延長線上は...

 線路が津波に流されてしまい、ただの土手かジャリ道のようになっていました。ところどころ山積みされている瓦礫(がれき)の山はボランティア作業によって集められたもの。

 ボランティア作業場所から少し斜面を下った広田湾湾岸付近の光景...。

 1日だけの作業で何が出来るのかという声もあるかも知れませんが、作業後に集まった瓦礫(ガレキ)の山を見る限り、約50名があわせた力は結構なボリューム。被災地の方々が復興作業にかける労力や時間が少しでも節約できればいいなと思います。
 また今回作業を中断して近くのお寺に避難する程の大きさの地震(M6.5)が発生しています。ゴゴゴゴ...と揺れる前に地鳴りが聞こえ、すぐ足元直下が振れる感覚。被災地で震災後もこういった余震が続いていると思うと何ともいえない気持ちですね。

 震災後4ヶ月が過ぎ、私はやっと仕事の整理がついてボランティアに初参加しました。週末1日とはいえ私自身が追われている業務に影響はないか、気にならないといえば嘘になると思います。ただ作業を終えて、他ボランティアや、ボランティアセンターの方々に手を振られて現地を後にすると、そんな小さなことも忘れてしまう不思議な充足感を感じるかも知れませんよ。

 ボランティアバスで復興支援(つくば・東京発気仙沼行き)運行中!By レーベン

追記 2012年1月5日
ボランティアバス運営の価値観の違いから、2011年末に私が乗車していたときのリーダ役達はバスを降りて別団体を立ち上げており、現在のボランティアバス運営とは内容が異なる可能性があります。念のため追記させていただきます。

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