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政府のAI戦略(案)全体俯瞰図

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政府の総合科学技術・イノベーション会議 は2018年10月2日、「人間中心のAI社会原則検討会議(第6回)」を開催し、政府のAI戦略検討状況やAI戦略(案)などについて、議論・検討を進めています。

平成28年4月開催の「未来投資に向けた官民対話」での総理指示により、人工知能の研究開発目標と産業化のロードマップを策定するため、平成28年4月に、総務省、文部科学省、経済産業省が合同で「人工知能技術戦略会議」を設置しています。

これまでの取り組みは以下のとおりとなっています。

• 平成29年 3月 「人工知能技術戦略」(産業化ロードマップ含む)策定
• 平成29年12月 事務局体制強化(内閣府(CSTI)、厚労省、農水省、国交省追加)
• 平成30年 6月 「統合イノベーション戦略」(AI戦略含む)の閣議決定
• 平成30年 8月 「人工知能技術戦略実行計画」(暫定)策定

これらの取り組みの中で、各省の施策のとりまとめが中心であり、AI戦略として不十分との指摘も出ています。

そのため、人工知能技術戦略会議にて実行計画を策定したものの、熾烈な国際競争下で世界に伍していくためには、さらに強力なリーダーシップと機動力が不可欠としています。

統合イノベーション戦略推進会議の下、実行力のある有識者会議を設置し、世界に伍する本格的な計画を策定する必要あり。今後、統合イノベーション戦略推進会議を最大限活用し、計画策定を強力に実行していくとしています。

現時点で示している政府のAI戦略(案)全体俯瞰図が以下のとおりです。

スクリーンショット 2018-10-15 8.43.23.png

出所:人間中心のAI社会原則検討会議(第6回) 2018.10


AI戦略パッケージ(重点方針に基づく具体的な施策)として、教育改革、研究開発、社会実装の観点からまとめています。

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