ITによる「復興支援」とボランティアによる「復旧支援」
2011年9月12日(月)に「ITで日本を元気に!」のセミナーに参加し、翌日の13日から15日までは七ヶ浜町ボランティアセンターで、ボランティア活動に参加をしてきました。
12日のセミナーでは、Androidやソーシャルアプリなど、東北の地元のIT企業でサービスやアプリの開発を手がける方々のお話や、ベンチャー企業の投資やイノベーションの考え方、そしてIT系メディア各社の編集長によるパネルディスカッションなどのお話を聞くことができました。
東北から世界を見据えた最先端のビジネスを視野に入れて取り組まれている企業もあり、ITで東北、そして日本を元気にしていきたいと意気込みを感じました。
そして、13日からのボランティア活動の内容は、主に七ヶ浜町の津波で流された住宅の片付け、仮設住宅前の樹木伐採などのボランティアに参加してきました。以前と比べるとだいぶ復旧が進んでいるようですが、まだ住宅の一部では、瓦礫は撤去されているものの、ガラスなどの破片が散乱し、作業が必要なケースが多くあるようでした。現在、被災地では150件の被災者の方々からの要望があるようで、1日あたり4~5件というペースを考えると、まだまだ多くのボランティアの支援が必要とされています。
ボランティアの最終日(三日目)に、作業現場の反対側の海辺を撮影しました。一部では漁業も始まっているようでした。
今回、宮城県に足を運び、デジタルとアナログの二つの側面を経験させていただきました。
ITにおいては、宮城・仙台を中心とした東北の地でAndroidアプリケーションの開発技術者の育成と能力向上や、Androidアプリケーション関連ビジネスを活性化させる「Fandroid EAST JAPAN」などの様々な試みが進んでいます。10月30日には、「TEDxTohoku」も開催されます。
一方、被災地では、被災者の皆さんの生活再建など、多くの課題が山積しており、多くの人の手が必要とされています。
今回、二つの側面を現場で見ることで、デジタルとアナログ双方の取組が必要であることを強く感じた4日間でした。
関連記事
- 「IT系メディア各社の編集長が仙台に集結! 「ITで日本を元気に!」に参加して #it4jp 2011.9.13
- 震災支援ボランティアの初日に参加して #NTTComCSR @NTTComCSR 2011.9.14
- 震災支援ボランティア二日目 #NTTComCSR @NTTComCSR 2011.9.15
※担当キュレーター「わんとぴ」
@cloud_1topi(クラウド) @ict_1topi(情報通信政策) @ebook_1topi(電子書籍)
@mobile_1topi(モバイル) @smarttv_1topi(スマートテレビ)
@localict_1tp(地域活性化)@smartcity_1tp(スマートシティ)