ＣＥＳ２０１５総括、IoT元年に急速に現実化する自動運転、速いIｏＴの進化

» 2015/01/13

　3Ｄプリンターもあっという間に実用段階へ！！　＠＠

はやーい！！

　＜出所：3doodler>

　これはCES2015の賞をとったドローンのロゴです。

あっという間にどんどん進みます・・・・

　＜出所：NIXIE＞

　ラスベガスの町中で自動運転を披露したのはアウディ以外にも

スタートアップ企業のバレオです！！

＜出所：バレオ＞

　ロボットの進化も速すぎ・・・・・あっという間ですね。

　ロボットベースです・・・・なんと・・・

　＜出所：テッククランチ＞

CES2015はネバタ州ラスベガスで３日間（２０１５年１月７日ー９日）の間に実施しされました。約２０のカテゴリーが対象です。昨年は結果としてIoTCESだと言われましたが、２０１５年はサムスン（前日基調講演）などが基調講演でIoTを前面に出すなど「最初からＩｏＴCES」として実施されていますサムソン、インテル、アウディ、メルセデスベンツなどの講演を聞いていると明らかです。

インテルのウエアラブル、ドローンなどIoT時代に備えた豆粒ＰＣ基盤やステイック型デスクトップパソコンを凄かったです。どんどんどんどん組み込みパソコン基盤が小さくなります。

サムスンの場合、２０１７年までに全製品の９０％を２０２０年までにはすべての製品をインターネットにつなぎます。一方アウディやBMW、メルセデスベンツなどの海外カーメーカーは自動運転に焦点を当てていました。アウディがサンフランシスコ（シリコンバレー）からラスベガスまで５５０マイルを実際に記者を載せて無人運転で走行したのは凄いですね。各社ラスベガスの町中の通りなどで実際に自動運転デモを行っていました。

一方スエーデンのエリクソンは盛んに１ギガー10ギガの5Ｇインターネットに備えよと主張していました。

■　ムーアの法則を追い風にしたところが勝つ

　面白いのはムーアの法則の外で勝負しようとしているトヨタ（燃料電池車開発と特許の公開）に比べ自動車に限らず欧米各社は、ムーアの法則の追い風を最大限背に受けて対応していた点です。あっという間に自動運転車でラスベガス町中を走行したり（スタートアップ企業VALEOの "Cruise4U" self-driving technology )、スマートウオッチに駐車を指示すれば、車が自動的にパーキングスペースを探したり（BMWやアウディ）、ベンツの場合はまるでドラマ・ナイトライダーのキットのような喋りと明かりによる反応をします。

またドローンの進化も物凄く、ロボットベースに見られるようにロボットもあっという間に様々なタスクをこなしています。外からスマート機器で遠隔操作し、自宅にパパがいる感覚を子供達に提供したり、スタイリストやアシスタントとなって音声応答で様々な質疑応答（検索応答）に答えたり、セキュリティガードの役はもちろんテレビになったり、ステレオになったり、勝手に移動してパーティで写真を撮ったり、子供に物語を読んで寝かしつけたり、ムーアの法則により無限にゼロ円に近づくクラウドサービス上のアプリやサービスの進化には目を見張ります。

■　交通、通信、運輸＋エネルギーの革命が経済社会を新しい段階へ

　モノのインターネットに代表される新しいインターネット（ビッグデータ、クラウド、IoT）は、これまでの経済史を大きく変化させた３つの要素をすべて備えています。（サムスンキーノートスピーチにおける外部エコノミストのジェレミー・リプキンさん）交通と運輸（ＡＩによる自動運転や飛行の遠隔監視）、通信（モノの呟きやソーシャルメディア、自動翻訳、ビッグデータ）そしてエネルギーの監視や管理、市場の実現などです。

これまで経済社会を変化させてきた三つの要素（交通・運輸、通信＋エネルギーの革命）を三つとも伴っており、モノ作りさえも根本から変えてしまうと言う認識です。まさにマルクス経済学の言う経済を支える生産関係（インフラ）の生みなおしが歴史的に生産力を大きく高めるという認識でしょうか。

サムスンは具体的にsmart homes, wearables, robotics や4K TVを開発を更に自動運転への貢献を挙げていました。

しかし2015年はアップルのウエアラブルへの参入やテレビのインターネット放送の本格化もあり、まさにIoT元年ですね。

ロボットベース（動画、凄いロボットの進化）