アップルは韓国嫌い、横浜にR&D拠点、日本パッシング無しに多謝
久しぶりに表参道のアップルストアの写真がテッククランチに載っています・・・・@@
うーむ・・・・まあ、日本が注目されるのは良い事です・・・・
<出所: テッククランチ>
安部首相の発表によりアップルが横浜に研究開発拠点を設置することが明らかになりました。(アップルはこの報道を正しいと認めました。早晩、正式発表があるでしょう)海外では英国ケンブリッジは既に発表されていますが、アジアでは既に稼働していると言われている上海に次ぐ研究開発拠点です。グーグルのように韓国では無く、アップルは日本を選んだ為、日本パッシング企業では無いことが証明されました。というか明確な理由があります。サムスンの件は別にして韓国のLGなどからも液晶パネルを買っている為、アップルが韓国嫌いと言うのは冗談ですが。
■ 部品は日本がまだ優位
アップルの場合にはアイフォンなどに日本製の部品が多く使われている為、日本を海外R&D拠点にするのは極めて自然な事です。一方韓国は競合のサムスンが強く、また部品メーカーやハードウエア系のスタートアップ企業はあまり育っていません。寧ろコンピュテックス(台北国際コンピューター見本市)のための起業などが盛んであり、ウエアラブル製品が続々提案されている台湾の方が(ハードウエア部品に関しては)韓国よりアップルにとってはアジアR&D拠点候補に上る可能性が高かったと思われます。
■ 残念ながら日の丸ソフトウエアへの高い評価では無い
日本のソフトウエアエンジニアは創造性発揮型に育成されておらず、仕様をそのままコーディングするタイプが多いので米国シリコンバレー型の評価はありません。(国内スタートアップ企業の場合は、その限りではありませんが)
従がってインターネット上のソフトウエアを重視するグーグルは、サムスンのスマートデバイスに親しんだ韓国ソウルにグーグルキャンパスを立ち上げる準備を始めています。グーグルの評価ではソフトウエアに関して韓国の創造性を上に見ているようです。(グーグルベンチャーの投資判断)
詳細な発表はありませんが、モノ支配論理(ハードウエアの価値重視)からサービス支配論理(ネットのソフトウエアが作りだすサービス価値重視)への流れの中で、アップルがモノ支配論理を重視して横浜のR&D拠点を決めたとしたら痛し痒しですね。
アップルの正式発表を待ちましょう。