mixiコミュ乗っ取りと効力感
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mixiのコミュニティを悪意を以って乗っ取る事態が起きているらしい(ITmedia 01/10)。ユーザAが管理人を誹謗中傷していじめて、そこにAとつるんでいるユーザBが管理人交代を持ちかけて、コミュニティを乗っ取るというもの。
コミュニティによっては、数千人から一万人の登録者がいるところもあり、しかも同じような嗜好の元に集まっているのだから、わざわざ荒らしてめちゃくちゃにするなんて勿体無い、というのが第一印象。掲示板(トピ)を介したやりとりが活発なコミュニティは、ソーシャルキャピタルとしても貴重な存在だ。
乗っ取って何が楽しいんだろう?
バンデューラという心理学者の「激動社会の中の自己効力」という本を思い出した。自己効力感とは、自分にはこんなことができる!という、自分の能力に対する信頼の感覚のこと。これはよくも悪くも作用するもので、自分のせいで他人に大きな迷惑(=影響)を与えることによって、感じることもあるのだという。mixiのコミュニティ乗っ取りも、数百人、数千人の参加者に対する影響に、効力感を感じているユーザがいるってことなのだろうか、と思った。
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