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あれこれ考えるよりも作ってしまった方が早いんじゃね?と思う、ギークなサラリーマンのアジャイルな日々。

アジャイルサラリーマンの悩み

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またまた、ブログ更新ご無沙汰しちゃいました。

この1ヶ月くらい、久しぶりに開発の仕事でデスマーチに踊らされていました。
最後の1週間くらいはほとんど寝ずに対応をしてました。

前に書いたように私は中学生くらいから独学でプログラミングを学び、
職業プログラマの経験はあまり無いのですが、ちょっとしたプロトタイプレベルの
WEBサービスはある程度作ることができます。

今回の案件でも、仕様書代わりのプロトタイプ作成や、Apacheの設定、
負荷分散装置の設定調整や、データ移行のためのDBダンプや必要な素材を
findしてtar ballに固めて引渡したりと、相当手を動かしました。

ただ、前職のときからそうなのですが、多少大きな会社になると、
内製は悪いことまではいかないまでも、あまり推奨はされないし、
評価はされません。

確かに、上流工程(仕事に上も下も無いと思っていますが、あくまで役割分担)と
呼ばれる人たちが全員、実際にコードを書ける必要もなければ、書けなくても
仕事は回ると思います。

でも、絶対に書けた方が良いものが早く安く作れると思います。

ただ、大きな会社で開発を担当する身として気をつけなくてはいけないことがいくつかあります。

  1. 自分がいつまでもその担当、会社にいるとは限らないので、あくまで自分が手を動かす部分はプロトタイプや、一時的な作業を効率的に進めるためのツール、誰でも使えるレベルまで汎用化した運用ツールなどに限るようにする。
  2. 上記以外の部分、アプリ本体などに自分のコードを入れる場合は、必ずベンダーに最終的な検証とコード管理の責任を負ってもらうようにする。もし、可能ならばベンダーが利用しているプロジェクト管理ツール(GitHub等)に参加させてもらう。
  3. ベンダーに任せるところは任せる(任せられるだけの信頼のおけるベンダーを探す)。

ほかにもあると思いますが、ぱっと思いついたものが上記です。

1、2は気をつけないと、いつまでもそのサービスやシステムの担当を離れられなかったり、部署(ときには会社)が変わっても、仕様やバグについて問い合わせを受けたり、それが出来ないと後任の人や会社が大きな迷惑を被ることになります。

3が難しいところなのですが、信頼のおけるベンダーでないと思ったとおりの成果物が出てこない、若しくは説明すること自体に時間がかかって、結局自分で手を動かしたほうが早かったりします。

今回は、信頼できるベンダーさんと一緒に仕事ができ、任せられるところは任せられて、うまい具合に補完をすることが出来たので、結果的にとても良い仕事が出来たと思います(でも、色々ふくらましすぎたせいで結局デスマーチでしたが・・・)。

ただ、1~3の問題を解決したとしても、良いサービスが出来たとしても、社内のIT部門や上司、同僚の評価を得られるかは別の話です。IT部門としては勝手なことをする社員はセキュリティリスク?として捉えますし、出すぎたことをしたり主張するやっかいものになってしまいます。また、(プログラミングがわからない)上司・同僚としてはよくわからないことに時間を使っているよりも、社内調整や会議、契約書や企画書を作ることに時間を使うべきだと考えるでしょう。

自分でプログラムを書けるマニアックなサラリーマンが一般的に大企業と呼ばれるユーザー企業にいることはあまり少ないかなと思いますが、もしいるとすれば、皆同じ悩みを抱えているのではないでしょうか。

そんなこんなで、今回システムを一新して再スタートを切った、

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