牛丼3杯分!サイボウズのファストシステム KIntone。そしてクラウドのCybozu.comに驚ろく。
今日、11月7日は六本木のアカデミーヒルズで行われたサイボウズのクラウド事業戦略発表会に行ってきました。
サイボウズの新製品、ファストシステムKIntoneはノープログラミングで誰にでも作れて、誰にでも使えるクラウドシステム。作りたいシステムがすぐに、誰にでも直感的に素早く作れるのが魅力的ですね。IT Pro Expoでも相当話題になっていたKintoneですが、いよいよ本日リリースされました。タブレットPCとの相性も抜群で、外出の多いビジネスマンを支援してくれそうです。
そして、FAST EASY SAFEの三つのポイントがこのKIntoneの「売り」です。
FAST 申し込みから利用まで10分
EASY 開発言語不要のアプリケーション設計
SAFE 安心して使えるCybozu.comクラウド
実際、一ユーザー月額880円というプライスとのことですが、これってほとんど牛丼3杯分の値段ですね。一日分のランチ程度の値段で、ビジネスアプリが作成、利用できるのは嬉しいですね。これからは、ユニクロ、吉野家、マクドナルドと並ぶファストの代名詞がサイボウズになりそうですね。笑い。
そして、更に大きな発表が青野社長から宣言されました。
なんと、サイボウズは今日からクラウドカンパニーに変身するとのことです。
コラボレーションスペース Cybozu.comというクラウドサービスが、今日から使えるようになりました。
プライス情報など詳細はCybozu.comのサイトをご覧頂きたいのですが、GoogleやAmazonなどの海外勢に、牛耳られているクラウドビジネスをサイボウズが変えて行くという以下の発言は、天晴でした。
「私たちはクラウドに真剣にコミットしたいと思っている。その技術を磨くべく何年も取り組んできた。そしてついに世界に先行しているクラウド基盤ができた。」(青野社長)
そして、事業計画でも踏み込んできました。サイボウズの既存ユーザーは現状400万人、それに上乗せして、他グループウエアユーザーも取り込み、日本国内でのクラウド利用者を数年後には1000万ユーザーにするとの事です。
また、青野社長によるとサイボウズの先進でセキュアなクラウド環境はシリコンバレーでも見た事がないほどの出来で、海外クラウドにも優位性を発揮できるはずとのこと。マーコムがうまく機能すれば、アメリカ、中国などの海外進出で青野社長の言葉通り、億単位のユーザー獲得も可能かもしれません。
発表会の最後にプロデューサーのおちまさと氏がサプライズゲストで登場して、青野社長との対談もありました。
「会社のデスクは、今後必要なくなる。クラウドからシステムにアクセスすれば世界中どこからでも仕事ができる」という
おちまさとさんのこの発言には、日頃ノマドでビジネスを行っているソーシャルおじさんも共感しました。
(実際、今もこのブログも羽田空港のカフェで書いていますが!)
「クラウドとインターネットは人間関係を深くする。twitterでつぶやいて、日記をブログで公開、FBで電話番号までオープンにする時代は、実は今まで以上に人間関係を深くしている。隠し事のない何でも知っている、オープンな新しい人間関係は確かに面白い。」
というおちさんの発言も刺さりました。
世界は、確実に日々変化しています。ミドル世代もデジタルネーティブに負けないように、その変化に乗り遅れないようにしないといけないですね。ソーシャルおじさんも、クラウドで展開されるビジネスのパラダイムシフトをキャッチアップしていきます。