若者よ海外に雄飛せよ　その18　英語への決意と実行の時期

若者よ海外に雄飛せよ　その18　英語への決意と実行の時期

　年に一回の英語学習のベストチャンスの週がやってきた。

　　4月1日開講のNHKのラジオ・テレビ英会話を始めよう。
　何度も言うが、海外へ雄飛する計画を持っているなら、英語は必須。英語の能力を先に磨くのは当然だ。
「英語は、今、話せなくても海外に行ったら話せるようになる」というのは簡単だが、まったく英語が話せない状態でわざわざ行くこともない。日本で懸命に準備をしていけば、現地で話し始めた時に、学びが早いのは当然だ。

　海外に雄飛する者にとって英語は第一関門だ。ToeicやToeflなどで一定の成績を取らないと海外の学校には入学できないのがほとんどだ。どんな国に行くにせよ、まず英語を学び、英語を少しでも使えるように今日から始める必要がある。語学アレルギーなんて言っていたら、自己矛盾している。

　
　スワヒリ語とか、チェコ語のように、日本で学ぶのは少し難しい語学と違って、英語は1年間でも、半年でも、日本にいる時に練習していくと、現地に入って、上達は何倍も早い。

　日本国内で、英語を練習していくもっとも安い、もっとも簡単な方法がNHKのラジオとテレビなのだから。
　代表的な「ラジオ英会話」を中間的なレベルとして、優しい「基礎英語」、「入門ビジネス英語」「実践ビジネス英語」など、自分のレベルに合った講座を受けることができる。
　また、NHKの英語会話放送は、やる気のバロメーターともなる。ラジオでも、英語でもNHKの英語を三日坊主にするようでは、海外雄飛は難しい。

　「放送時間が合わない」という人のためには、オリンパスのラジオ放送予約録音機種の据え置きタイプラジオサーバー（VJ-10）とラジオ予約可能携帯式ICレコーダー（PJ-20、PJｰ25)がある。ICレコーダーで持ち歩き、何度も聞くことは素晴らしい語学学習となる。

　この場合も、録音をした日に、必ず聞くことを自分で決めるとか、朝夕の通勤で必ず前の日の放送分を聞くなどの、自己強制の継続決意を守らないならば、海外雄飛は難しい。英語会話の本やＣＤで自分一人で学び続けるのは、たぶんＮＨＫの放送を聞き続けるよりも難しいだろう。

　もちろん日本国内の英語会話学校に通ったりすることも良いが、高い料金で自分を縛ることの効果に頼ることとなる。

　ＮＨＫの放送を聞く最良の方法は、その日の分を事前に丸暗記してしまうことだ。暗記した後で放送を聞くと上達は10倍早い。

　NHKでは多数の語学の放送をしているから、英語に限らず、開始して、続けて、その国に行くのがよいだろう。

　ＮＨＫ放送の教科書は約420円ほどだ。アマゾンでは、ＮＨＫの教科書は単価が安すぎて、取り扱いに困っているようだ。ＮＨＫのラジオテキストを発送無料にするためには、他の書籍と「合わせ買い」で2500円以上を要求している。近所の書店を使う方が簡単だ。私自身も始める予定だ。「英語会話」と「実践ビジネス英語」、ヨメサンは、「英語で読む村上春樹」「実践ビジネス英語」「アラビア語」「フランス語」と欲張っている。孫には、NHKのテレビの「リトル・チャロ４」を勧めている。

　さっそく書店に走ろう。

追伸

むかしやっていた「トイレ英語会話練習法」というのを思い出した。それはNHKの英語会話「ラジオ英会話」のテキストの1頁内容は、８行程度の会話文だから、一回の大きい方のトイレ利用をするたびに、会話のテキストを丸暗記してしまうと決めたことだ。トイレに入って、まずすっきりとすれば、あと、数分は自然な余韻を楽しんでいるはず。その間に、2回か3回は読める。読んで覚えてしまう。会社のトイレで大声を出してはいけない。口ごもりながら、覚えてしまえば、もう英語はこっちのものになる。ラジオ英会話の中にでてくるイディオムも、単語も、即使える良いものが多い。暗記した会話で、夜ラジオを聞けば、もう完璧！いつもポケットにNHKの会話のテキストを持っているのが理想だ。落とさないように注意しよう。