これを使って何ができるの?Joomla CMS
Joomla CMSホームページシステムというオープンソースCMSがある。
オープンソースCMSと聞いてすぐにわかる人は、この業界の人だろう。ほとんどの人は、CMSがなんであるかを知らない。大企業で大規模なホームページを運営している人はCMSが何をするかわかっている。
ライセンス系のCMSであっても、オープソース系CMSであっても共通して何ができるかが分かれば、活用価値が生まれてくる。CMSで何ができるかがわかれば、一度試してみようという気になる。
2003年頃に初めて有料ライセンス系のCMSがあるということを知ったというか、CMSという言葉を知った。ライセンスだけで1000万円という高価なシステムであった。用途は、ポータルサイト構築のシステムであった。大量の情報ページをシステムで管理することで情報発信の生産性を高めるツールであった。
2005年に初めてオープンソースCMS Joomla ジュームラに遭遇した。ポータルサイト構築のシステムであるが、一般法人サイトでも活用できるCMSであった。ライセンス料がいらいないコンテンツ・マネジメント・システムである。1000万円のライセンス料が無料というわけだ。
ただし、誤解しないでいただきたい。有料ライセンス系CMSとオープンソースCMSでは、色々な面で違いがある。
有料ライセンス系CMSは、料金が高いだけ質の良いものを持っている。開発元がある程度の品質を保証して製品として出荷しているからだ。オープンソース系CMSは、開発元がない。多くのボランディアがプロジェクトを作って開発している。Joomla ジュームラ CMSは、その一つのプロジェクトである。
最近、Joomlaは大きな構造改革をしたバージョン1.7に生まれ変わった。この構造改革は、バージョン1.8にならないと一般ユーザーが見てすごく変わったという印象を与えないかもしれない。Joomla1.5バージョンを使っているユーザーにとっては、その違いが肌でわかるだろう。
それで、Joomla1.7を使って何ができるのか?
Joomla CMSは、汎用CMSホームページシステムであるため、特定分野向けに特化されていない。今までもユーザーは、Joomla CMSを使ってマッチングサイト、SNSサイト、ショッピングサイトなどに使えるのではと期待していた。拡張Extensionモジュールがあれば、特定用途のサイトとして使えるが標準システムでは出来ない。
つまり、
Joomla CMSホームページページシステムは、標準で提供される機能に特定用途で使える機能を追加してレゴのようにカスタマイズが簡単にできるCMSなのである。そのカスタマイズが、開発を伴わないため立ち上がりがとても早い。通常のコーポレートサイトであれば、システムの器だけで3日あれば十分完成してしまう。熟練者がサイト構築する場合であるが。
Joomla CMSは、こんな用途で使える。
1.ホームページで発信したい情報がたくさんあるが、ページ作成でコストが発生するため情報をたくさん発信できない。自分たちで簡単にページ作成ができればサイトの運用コストを大幅に削減できる。
2.簡単に素早く会員向け情報発信サイトを作りたい。
3.多言語対応ホームページを直ぐに作りたい。
4.ホームページの運用を一般社員に任せたい。ホームページの専門家である必要がない。
5.トップページの自動更新をシステムでやらせたい。埋もれている情報ページを一定周期でランダムにピックアップしてプレーアップしてあげたい。
6.頻繁に制作するイベントやプロモーションサイトを作って終わったら削除するのではなく、再活用したい。再活用できる仕組みがある。
まだ、まだ、色々と活用できるのだがどのようなことに活用したいかがわかれば、その用途に応用できてしまう。当然、なんでもかんでもできるというシステムではない。特別なことを要求しなければ、それなりに求めているホームページをすぐに手に入ることができる。
実は、海外市場開拓のテストマーケティング用途でも使えるのである。