男性が編み物をする光景

加山さんのブログ記事を読んで、ふとある光景を思い出したので...

シアトルから日本へ向かう飛行機の中。通路をはさんだ向かい側の席の男性は、出張の準備だろうか、おもむろにノートＰＣを取り出し一心不乱になにか作業を始めた。プレゼンテーションの資料作りだったのだろうか。

作業が一段落したのか、ＰＣをカバンにしまった。続いて取り出したのは、2本の棒針と毛糸。何かわからないが、すでに10センチくらい編みあがっている。

先ほどＰＣに向かっていたのと同じくらい、いやそれ以上に神経を集中し、見事な手さばきで編み進めていく。網目はそろい、きれいなこと。

いつ、何がきっかけで、この男性は編み物を始めたのだろう？編み物に、瞑想と同じような効果があるのだろうか？とても興味を覚えたのだが、さすがに見ず知らずの人に、しかも寸暇を惜しんで針を動かしている人に、声をかける勇気はなかった。