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GMの電気自動車EV1から20年、「文化衝動としてのベーシックインカム」は20年後にどうなっているだろう?

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事業仕分けの件もそうですが、政策そのほかについて賛成・反対の2派に別れるだけでなく、どちらでもないという意見も出てくるのが普通で、どのような政策が実行されているのか?というのはどういう人がその国のトップに立つのか?社会的な要請とその盛り上がりなどタイミングも非常に重要ですが、不都合な真実が公開され環境問題についてのマスコミ露出が増えていくなかで、欧米が本気でそんな事にお取り組む訳がないという主張をされていた方がいたように記憶しているのですが、大統領が替わったことでこの辺の流れは大きく変化したのは皆さんご存じの通り。

昨日19時のNHKのニュースでは中国で開催されるモーターショーの模様を紹介し、そこではやはり電気自動車が話題と伝えていたわけですが、当ブログで映画「誰が電気自動車を殺したか?」を紹介したのが2008/09/21で、こちらの映画で紹介されているGMがEV1を発表したのが1990年ということで約20年の月日が流れています。

この約20年の月日の中で、この1年の急激な変化は皆さんも感じられていると思うのですが、オルタナティブブログでも電気自動車を含むエントリもここ5年でこんな感じの増加傾向のようです

2004年11月23日–2005年11月22日
blogs.itmedia.co.jp での 電気自動車 の検索結果 約 61 件

2005年11月23日–2006年11月22日
blogs.itmedia.co.jp での 電気自動車 の検索結果 約 345 件

2006年11月23日–2007年11月22日
blogs.itmedia.co.jp での 電気自動車 の検索結果 約 675 件

2007年11月23日–2008年11月22日
blogs.itmedia.co.jp での 電気自動車 の検索結果 約 818 件

2008年11月23日–2009年11月22日
blogs.itmedia.co.jp での 電気自動車 の検索結果 約 992 件

20年前にはこういう変革が起きるといっても信じる人がどれだけいたんだろ…と考えつつ、昨日わたしのベーシックインカムについてのエントリにkyunkyunさんから【映画ベーシック・インカム/Grundeinkommen】についての案内をいただきました。

2008年ドイツ公開の映画(約1時間39分)で、吉田和彦さんという方が邦訳したものがネットで共有されている訳ですが、個人の持てる能力とテクノロジを活用することでこんな形でベーシックインカムについての知識を多くの日本人が深めることが出来るってのはほんと素晴らしい事だと思います。

ベーシックインカムが本当に実現するかというとあと数年したらそんな考え自体が消え去ってしるかもしれないし、逆に前述の電気自動車のように20年後、30年、、、もしかしたら50年、100年後にそんな社会制度を実現している国があるかもしれません。

ここ数年の電気自動車を巡る様々な環境変化を考えると、ベーシックインカムについても、そんな制度実現無理って決めつけるのは簡単なのですが、いわばこれまでの常識をひっくり返すような社会施策を広く浸透させていくための努力が簡単な訳ないですし、こうやって啓蒙用の映画を作るなどの活動をすることはやはり重要で、この辺の活動の仕方について事業仕分けの件がまた頭をよぎってしまったのですけど、ここでは触れずに置いといて、

これまで書物中心だったベーシックインカムについての情報をこちらの映画でまずは情報収集をしていただければと思ったりするのでした。(基本的な考え方だけでなく財源確保の考え方などについても分かりやすく解説をしてくれています)

あとベーシックインカムを初めて知ったという方には今回の映画を公開しているこちらのサイトを訪問してみるのも良いかもしれません。

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