世の中やはり推進派のような人が盛り上げていかないと物事が前に進まないってことは良くありますよね。

わたし自身もネットというものが出てきていなければ会社を10年も経営するような事にはならなかったでしょうし、その恩恵は個人がそのインフラを活用して生活していく手段や方策を与えてくれたという点で自分の人生においてとてつもない割合を占めていることは明白です。

なのでわたし自身はネットがなければ現在の自分は無いってくらいネットのお世話になっている立場でして、先日ちらっと触れた「ウェブはバカと暇人のもの」(光文社新書、中川淳一郎著)と「ウェブ進化論」の中間のようなところでネットとの係わり合いとか仕事をさせてもらっているような気が自分の場合にはしているのですけど、

ITmediaさんのほうに

という記事が掲載されていましたね。

英語圏ネット空間は地に着いてそういうところがありますからね。英語圏の空間というのは、学術論文が全部あるというところも含めて、知に関する最高峰の人たちが知をオープン化しているという現実もあるし。途上国援助みたいな文脈で教育コンテンツの充実みたいなのも圧倒的だし。頑張ってプロになって生計を立てるための、学習の高速道路みたいなのもあれば、登竜門を用意する会社もあったり。そういうことが次々起きているわけです。

という箇所と

僕自身がはてなの取締役でいる限り、「(ネットユーザーに対して)お前たち、こうしろよ」とか「こういうこと言ってるやつはよくない」と言うことは許されないんだなと思ったんです。

この辺を読みながら、若干の違和感を感じつつも、羽生善治さんなど第一線の棋士の努力と天才性を「シリコンバレーの技術者と通じる」と賞賛する梅田さん、「ウェブはバカと暇人のもの」についても全部ではないけど目は通しているようで、WebメディアでPVを集めるポイントは話題にしたい部分があるもの、突っ込みどころがあるものと「ウェブはバカと暇人のもの」に書いてあったのでそれを読んでサービス精神を発揮されたのかもしれないな…と思いつつ、後編は本日2日に掲載ってことなので続編楽しみにしているのでした。

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コメント
hiro 2009/06/02 17:03

英語圏ネットの学術系のオープン指向って凄いですよ。「iTunes U」とか、ああいう取り組みが特に盛り上がるのも英語圏。そういう意味では日本のネット空間を圧倒してるのは事実。

それが「学習の高速道路」を積極的に整備している英語圏の脅威なのかなと。学習機会がネットに開かれた形で(他を圧倒する規模で)存在し、規模が拡大し続けているという意味で、そうだねって思う。

ある時期の、ブログでのiPhoneの叩かれ方とか、ああいうのって、もう理屈じゃないよね。どちらかに傾くと、もう止まらない。近視眼的な視点だけでひたすら叩くことの一体感に酔いしれてる。皆で叩けば怖くない。一度失敗したら評価を取り戻すのが難しい社会ってのが、悪い形でブログでも再現されているような気がする。勿論そんなの日本ばかりでもないだろうけど、でも多いのよね。

日本は価値観の共有重視。英語圏は知の共有を重視しているのかな~と。

D社のS 2009/06/02 20:43

コメントで結論めいたことはあまり書くべきではないとは思いますが、
英語圏は自己表出が多く、日本語圏は指示表出が多いのは事実かと。
つまり、英語圏は「I am・・・」「I think・・・」の内容に対し、
日本語圏は「He said・・・.what I think」の内容が多いと思います。
ネットを攻殻機動隊風に言うならば外部アーカイブとして扱い、
表現の場として使うのか、
それともシナプスの代替として使うのか。と言うことになりますが。
国民性を善悪で判断されるのはちょっと困りますけど。

アロハ 2009/06/04 16:24

Webというものが高速道路になっているかどうかを考えますと、梅田氏の興味の外であるサブカルチャーの分野では日本でも高速道路になっていると思います。
嫌いな言葉ですが、日本においてWebがハイカルチャーの高速道路になっていないのであれば、残念なのはWebではなく、日本のハイカルチャーの関係者の意識なのではないかと思います。

しろ 2009/06/04 23:30

USのサイトで見習って欲しいところ
公共系サイトは、法律によりアクセシビリティに配慮しているため、多くの人や検索エンジンへリーチする。
公共系、マスメディアを問わず、一方通行でないこと。

ささき 2009/06/05 00:28

hiroさんコメントありがとうございます。

英語圏の高速道路は、欧米列強が積み上げてきた考え方をベースにしているという点で絶対日本に勝っていると素人ながら推測がつきます。

ただし最近面白いなと感じるのは、わたしのブログで取り上げている増田悦佐さんの持論で考えると英語に対してこれだけ日本語でそこに追いついていくだけの情報と実際にモノ作りの分野で実績があるという観点での考え方です。

Web単体比較では当然欧米勝ちなのかもしれませんけど(苦笑)

ささき 2009/06/05 00:34

D社のSさん、コメントありがとうございます。

英語圏の人たちが自分がこう考えるを大事にしているとして、それを思ったそばから共有してしまおうというのがGoogle Waveだったりしますかねw

ささき 2009/06/05 00:36

アロハさん、コメントありがとうございます。

欧米の知的エリートはほんとに凄いっていう事を書かれているかたいらっしゃいますので、

>残念なのはWebではなく、日本のハイカルチャーの関係者の意識

この辺のやるせなさが今回の発言に繋がってしまったのかもしれませんね…(苦笑)

ささき 2009/06/05 00:40

しろさん、コメントありがとうございます。

自分が知っている例で反応させていただくと、

http://usasearch.gov

とか、普通にインターネットの仕組みを考えていって、利用者に利便性があるように政府系の情報を取りまとめるとこういうサイトになるよな~~というのがやはり普通にある点です。

こういう仕組みがあるんだから、普通こうなるよね?というのが通じないのが日本の変わったところかもですね(苦笑)


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佐々木康彦

佐々木康彦

Web・映像・音楽などの制作・プロデュースを行うCMパンチの代表取締役。ドリカムのバックバンドからIT業界に転身した変り種。当ブログでは社会・時事ネタの他、音楽ガジェット同好会「音ガ同」の活動や、最近は電子書籍の企画・制作の分野にも積極的に取り組んでいる様子を紹介していきます。

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