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トラブルが起きたときは詳細に事象を説明することの重要性を感じた出来事

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今週月曜日、自分が通勤で使っている東海道線で衝突事故が発生し、東京方面の線路が使えなくなった為、自分が使っている駅を列車が通過するという事故が発生しました。

以下はこの話を理解していただく為の前提となります。

  • 東海道線の線路は旅客用のほかに、貨物用の線路があります。
  • 貨物用線路は途中で旅客用線路と合流する為、今回の事故で上り線は貨物用の線路を利用して運行していました。
  • 貨物用線路は朝夕「湘南ライナー」という500円を払って乗車できる列車があり、自分が使う駅には「湘南ライナー」専用のホームがあります。
  • この事故の為、東京方面に向かう為には反対方向の下り列車に乗車し、隣の駅で改めて上り列車に乗車しなければならなくなりました。

朝7時ごろのことです、こんな日に限り新横浜経由(上り方面)で関西出張の予定となっており、お客様先に間に合うか不安な状態で電車を待っていました。

そうしたら、お客さんを乗せた上り列車が自分の目の前を通過。しかも、湘南ライナー用のホームの横を通過している。それだったら、湘南ライナー用のホームに停車すればいいんじゃないかと思っていると、駅員のアナウンスが。

「お急ぎのところ大変申し分けございません。現在上り列車が目の前を通過しましたが、車両が長い為、短い湘南ライナー用のホームには停車できません。」

きっと、「お急ぎのところ大変申し訳ございません。今しばらくお待ちください」という、紋切り型のアナウンスであった場合、「何で目の前の通過する列車を停車させられないんだ!!」と怒っていたかも知れません。

しかし、停車できない理由を詳細に説明してくれると、出来ない理由が明確になる為、納得できてしまう。

トラブルが発生したときは詳細にその状況を説明することが重要だなと思った出来事でした。

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