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Web1.0とWeb2.0の間を行ったり来たりしながら半歩先のWebを考えます。

「WEBとは何ですか?」おそらく、この問いに明確に答える事ができる人はそう多くはないと思います。ですが、WEB2.0(つまるところ、現在と未来のWEB)について考えるのに際して、この問いには明確な答えを持っておく必要があると感じています。もちろん、結果として大した意味を持たないという結果に至かもしれませんが、これがブログである事と、あくまでもここに書かれているものが不完全で考え中のプロセスである事を考慮するとそれもまた由でしょう。考える事に無駄はありません。

一般生活の中で、僕はほとんどWEBという言葉を使いません。むしろインターネットという言葉を利用したり、端的にネットと呼んでしまうケースが多いのが現実です。厳密に言えばインターネットとWEBは違うものの様ですが、ここでは一般的に使われているという傾向をふまえ、WEBとインターネットは同意語として扱っていきます。

さて、WEBとはいったいなんなのか、考えてみました。

一般的にWEBを利用するシーンを考えてみると、WEBが何なのかがわかってきます。我々がWEBを利用する場合、ネットワークに接続し、WEBブラウザというWEBを表示/操作するツールを利用し、様々なコンテンツやサービスを利用しています。もう少し詳しく書くのであれば、WEBブラウザにURLと呼ばれる情報を入力し、自分が見たいコンテンツやサービスをHTMLと呼ばれる書式で書かれた情報をHTTP/HTTPSと言う手段でダウンロード、表示するといった動作になります。技術的にはもっと細かい処理がそこでは行われているのですが、実感ベースとしてそんなものでしょう。

ここで出てくるいくつかのキーワードは技術的でもしかしたらわからない方もいるかもしれないので簡単に例えるとすれば、「デスクの上にある書類に手を伸ばして手に取り、読む」と言った様な行為になります。この場合、「デスクの上にある」と言うその情報のロケーションを示すものがURLであり、「書類」がHTML、「手を伸ばして手に取る」と言うのがHTTP/HTTPSと呼ばれる情報を取得する手段になります。

これが最も基本的なWEBの説明になります。つまり、WEBと言うのは何らしらの情報が記述されたHTMLが存在し、URLを指定する事でその情報を取得すると言うだけのものです。そしてそれを利用する為には、HTMLを見やすく表示するWEBブラウザと言うツールを利用するのが一般的でしょう。

さて、ここで重要なのは、WEBが情報の集合体であると言う事です。その情報の中にはもしかしたら自分自身にとってとても有益な情報があるかもしれませんし、無意味と感じる情報もあるかも知れません、そして時には目にしたくない情報もあるでしょう。ですが、そこにはただ情報が大量に存在しています。それがWEBであり、一言でWEBを説明するのであれば、「誰でも利用できるたくさんの情報がある場所」と言う事ができると思います。

WEBが誕生したころ、WEBがまるで図書館の様に大量だが整理された情報が蓄積された場になれば良いと考えていた人たちも多くいました。しかし現在のWEBはそんなに上等なものばかりだけではなく、ゴシップもあれば18禁もありますし、それらの情報は情報発信者の手によって容易に書き換えることも削除する事も出来る非常に不安定なものでもあります。これは一方で利便性を与えるものではありますが、「あるURLに行ってみたら前回と全く内容が違った、無かった」と言った類いの不都合も引き起こします。そしてそこには心休まる内容のものから、違法性の高いものまですべてがフラットに存在しています。

ここで重要なのは、WEBを利用するユーザの全ての人がコングロマリットの様なその情報の中から、自身で情報を取捨選択する機会があって、自分自身の感覚や経験に基づいてその様々な情報の価値や見る/見ないの判断をする事ができると言う点です。

情報の価値を決定するのはあくまでも情報を利用する側の人間です。例えばこのエントリーさえ、ある人にとっては価値がある(と、いいな)と思うものだったとしても、別の人から見ればまったく意味が無いものである場合があります。もし価値があると思った方はブックマークするなり、メモをするなりすれば良いですし、そうで無い方は二度とこのURLを入力する必要はありません。

そしてこれらの特徴はおそらくしばらくの間は変わる事は無いでしょう。たくさんの情報がそこにあり、ユーザが自由且つ任意に取捨選択しながら利用する事ができる場所としてのWEBはおそらく大きな変化が起きない限り変わる事はありませんし、現時点でWEB2.0と言うものがそれに値するものだとも思いません。ですから、WEB2.0と言うもの自体はそこまでの大きな変化ではなく、そうしたWEBの特徴を維持した上での何らかの変化だと言う事ができるのではないでしょうか?逆に自由と任意性が奪われてしまったら、それはWEBでは無いのかもしれません。


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サトウマサヒコ

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