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何があっても会社に行かないといけない仕組みとは?

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「会議遅れる」男性、車両降り線路歩く JRの遅延拡大(朝日新聞デジタル 2016.1.12)

この記事を見て、今朝の電車のトラブルの一部の原因が分かりました。「線路を歩いちゃいかんだろ、これは社畜だ」というのが、ネット内のもっぱらの論調であるようです。

では、この40代の男性は線路を歩くことは良くない、むしろ歩いちゃいけない、ということを知らなかったのでしょうか。いや、そのくらいの分別はあるんじゃないかな、というのが僕の憶測。「常識」は人によって違うのは事実ですが、これくらいはほとんどの人が分かっているのではないでしょうか。しかし、それでもあえて無茶を実行した男性の環境を勝手に妄想してみました。

40代だから管理職、という短絡的な発想はできない時代。この男性は、「会社の大事な会議」とおっしゃっているようです。「会社の大事な会議」とはいったい何でしょうか。

僕も過去に、月曜日(あるいは週明け)の朝一から、毎週の定例会が行なわれていた会社にいたことがあります。僕自身、本部長という立場で部門を統括しており、営業情報、プロジェクト進捗といったものが、マネージャー全員で共有される場だったので、必ず参加していました。ここに参加していないと、その週の動きに影響してくるからです。しかし、プロジェクトの状況によっては、朝一でお客様と打ち合わせがある、朝一でサービスのリリースがある、といった理由で、参加しないマネージャーもいました。彼らにも情報を共有しないといけないので、必ず議事録担当(当時は議事ロガーと呼んでいました(笑))を立てて、その人が会議終了後30分以内に議事録を全マネージャーにメールで送ることを義務付けていました。社内用の議事録なので、発信前に上長の許可を得る必要はない、というのが、そのスピード感に繋がっていたことを覚えています。

現在の会社では、気になることがあればその場でディスカッションし、連絡事項、共有情報はChatWorkでテーマごとに即発信することで、「定例会」という名の会議はなくなりました。なので、「会社の大事な会議」というものは存在しません。「お客様との大事な会議」はありますが、SMSとか、あるいはiMassageなどで、お客様に連絡をとれる手段を持っていますので、僕なら事情を即連絡し、出来るだけギリギリにならない時点でスケジュール調整をお願いすると思います。

この方を一方的に非難するのではなく、この企業文化まで鑑みて、自社ならどうできるだろうか、と考えてみることが、これからのワークスタイル変革を考える企業のみなさんにとって、大事なことなんだろうと思っています。何があっても会社に行かないといけない仕組み。出来るだけなくしたいものですね。

Comment(2)

コメント

tanto

この人の境遇は分かりませんが、私はJR西日本の尼崎線の事故を思い出しましたよ。
この人、よっぽど追いつめられて、理性がぶっ飛んだのではないでしょうか?

例えばの話なのかもしれませんが、メールとかSMSとかiMassageとかで解決する問題じゃないのでは?

この人にそこまでさせた会社ってちょっと怖いと思いました。

>tantoさん、コメントありがとうございます!
そうなんですよね。「お客様」でなく「会社の会議」というのが、その会社の文化を物語っている気がしました。

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