この二つのエントリーを読んで、お二人が書かれている内容から感じたことです。
 お二人のエントリーに共通するのは、ツールです。ブログというツールにフォーカスしてしまう企業と、携帯電話という道具にフォーカスしてしまう社会であり、学校。どちらも、観点を変えてみるべきなんじゃないかな、と。

 ブログはご存じの通り、Web上にログを残すツールであり、そういう意味ではホームページの延長線にあるツールですよね。まず、単にツールなんですよね。だから、ブログが良いとか悪いといった議論は、金槌とかペンチがどうしたこうした、という議論に近いのでは、と。(かなり遠いツール例で恐縮です)
 ツールを排除するとかいうのは本質ではないんじゃないか、と思うわけです。大事なことは、ネット上に守秘義務違反に相当する情報を公開させたり、公に自社批判をしたり、取引先批判をしたり、ということは防止するようにしなくてはならない。そのためのルール化だと思うんです。

 携帯電話も同様に、通学する学校までの距離やルートによっては、どうしても心配になる。公衆電話もどんどん減っているこのご時世。連絡手段として使用したいご家族も多いと思います。だから、携帯電話がなぜ問題なのか、の本質に遡って考え、その問題を解決するためには、こういったルールのもとに使おう、というようにしなくてはならないと思うんです。

 ツールを叩き、ツールを排除するという考えでいると、新しいツールが出てくるたびにどんどん排除していくしかないように感じます。ハードウェアでも、ソフトウェアでも、大事なことは運用ルールであり、運用する人なんだと思います。

 

林さんのエントリーのコメントに吉田さんが書かれているように、

子供の携帯禁止ですが、私としては、その前にやることがあると思っています。  それはネットのいじめの何倍もある。リアルないじめ問題です。  禁止すればすむという簡単な分野に手をつける前に、いじめに対する対策をお願いしたいものです。

 という本質を見失ってはいけないと思います。これは、会社においては僕たち会社人(会社が悪い、という批判は天につばを吐くようなもので・・・)、そして社会においては僕たち子供を持つ親として、常に考え続けなくてはならないんだと感じる次第です。正解は、いつまでもないかも知れませんが。

kumaboo

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コメント
Mamiko 2008/12/22 13:14

そう所詮ツールなんですよね!なんだかもやもやしてたことがおかげで整理されました。昔インターネットは善か悪かなんて論じるのは退屈すぎる、とブログに書いたことを思い出しました。運用ルール、まさにその通りだと思います。

ooki 2008/12/22 13:59

>Mamikoさん
コメントありがとうございます。
そうですね、つい本質から逸らされてしまいがちなのが、インターネットなのかも知れません。

以前、Mamikoさんの同僚だったN岸さんからお伺いしていました。
今後とも、よろしくお願いいたします。

13時15分41秒 2008/12/22 16:00

携帯がなくてもリアルのいじめは無くなりません。
携帯がネットいじめを助長しているというより、書き込みやメールという証拠が残ることで、携帯がいじめを可視化しているという解釈もできるのでは?
そう考えると携帯禁止は問題を見え難くするだけで単なる大人の責任回避でしかないということになります。

もこ 2008/12/23 01:18


拝見して率直に思ったことを一言。
「誰にお願いするのですか?」
「貴方には、その解決策を出す叡智も問題の根源を披瀝する経験則も持ち合わせていなのですか?」

所詮他人任せじゃないか・・・子供に見透かされてるのでは解決策があったとしても説得力があるとは思えません。

答えは簡単です。
携帯は在校中は預ければよいのです。授業や休憩、あるいは部活で教師や友人と接するという対面のコミュニケーションを取る時間だからです。
本質的に対面コミュニケーションの補完機能として媒体コミュニケーションがある事を説明できる大人がいない事、対面コミュニケーションさえ取れない大人が多い事こそが社会病理なのではないのでしょうか。

ooki 2008/12/23 08:14

>13時15分41秒さん
コメントありがとうございます。
仰るとおり、携帯電話が主たる問題ではないでしょうね。
仮に携帯電話が無くなれば、次が出てくるんだと思いますし。

ooki 2008/12/23 08:21

>もこさん
コメントありがとうございます。

> 「誰にお願いするのですか?」
> 「貴方には、その解決策を出す叡智も問題の根源を披瀝
> する経験則も持ち合わせていなのですか?」

引用させていただいた吉田さんは、裏サイトから派生したお嬢さんに対するイジメに対し立ち向かい、出版もされている方です。
ゆえ、「自分自身も立ち向かっているが、教師、PTAを含む、学校関係者にもぜひ『お願いしたい』」という意味だと理解しております。
決して、「所詮他人任せ」の方ではない、という認識です。

> 携帯は在校中は預ければよいのです

とても良い解決案だと思います。
こういった案が、教育委員会、自治体で出ていないのでしょうかね。

僕自身も、出来ることを最大限努力し、継続しなくてはなりません。


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大木 豊成

大木 豊成

スマートフォン法人導入コンサルティングのイシン株式会社 代表取締役。
著書に、iPad on Business、ソフトバンク流『超』速断の仕事術、ファシリテーターの道具箱(共著)がある。

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