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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

東京メトロ新宿三丁目のホームでのアナウンスがめちゃくちゃ気になる。

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副都心線新宿三丁目のホームにいる警備員さんのアナウンスがもうずーっと気になっている。

毎朝毎朝3回くらいは聴くので、5日で15回、1か月に60回は聴いていると思う。

皆さん、マイクまたは地声で叫んで、注意喚起している。

再現してみたい。

お客様にお願いいたします。

歩きながらの携帯操作、また、混雑時の携帯操作等(とう)は、お客様同士の接触事故等(とう)、重大な事故の元となります。

おやめくださいますよう、ご協力お願いいたします。

ほぼ正確な再現だと思う。

毎朝同じセリフを女性や男性が口にしているということは、原稿があるってことだろうと思うわけだが、よくよく聴いていると、違和感を覚える部分が数か所ある。

1つ目。「歩きながらの携帯操作、また、混雑時の携帯操作」

これ、一つにまとめりゃいいじゃないか!というもの。

「混雑時や歩きながらの携帯操作」

ほら、シンプル。

2つ目。「・・・混雑時の携帯操作等(とう)」

「等(とう)」は、いったい、ほかに何を指しているのか?気になる。気になる。

「歩きながらの携帯操作」「混雑時の携帯操作」と2つ並べた後の「等(とう)」なので、「なんとかかんとかの携帯操作」と続くのが妥当か?

あるいは、「携帯操作」以外の何かが「等(とう)」に入るのか? 

たとえば、

「両耳イヤフォンしたままの歩行」とか?

3つ目。「接触事故等(とう)重大な事故」

「事故」が2つ続けて出てくるのがなんとももやもやする。

「接触等(とう)重大な事故」と言えばよいのではないか?

4つ目。そして、その「接触事故等(とう)」

最初の「歩きながら」「混雑時」と比べて、一つしか例示がない。「接触事故」の後の「等(とう)」には、ほかに何が想定されているのか?


ホームドアがあるので、「接触事故や転落事故」ではなさそうな気がするのだ。

だとしたらなんだ?

「携帯操作」→「接触」・・・この関連はわかる。

「携帯操作」→「勝手に転倒」かな?

だとしたら、である。

「接触や転倒など重大な事故」と言えばよい。せめて2つは例示してほしい。

・・・というわけで、新宿三丁目で副都心線から丸の内線に乗り換える道のりで何度も耳にするこの「セリフ」。

気になって仕方ない。脳内リフレイン状態である。

気になる箇所をシンプルにしてみよう。

お客様にお願いいたします。

混雑時や歩きながらの携帯操作は、お客様同士の接触や転倒など重大な事故につながります。

おやめくださいますよう、ご協力お願いいたします。」


どうですかね?東京メトロ様。

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