「女性がマネージャを目指す」と「アグレッシブですね」と言われてしまうのか?
もう20年以上前のことですけれど、27歳くらいの時、社外で研修を受けたことがあります。そこには、40代の男性マネージャとか経営者なども来られていて、受講者で若い女性はたまたま私だけでした。
グループワークがあって、親しくもなるので、休憩時間に雑談も交わすように。私が左手にしていた結婚指輪に目をとめて、目の前の男性がこう質問したのです。(この方は、たぶん、40代後半、大手のマネージャだったと思います)
「田中さん、結婚しているんだー。いつまで続けるの?」
はへ? と思い、
「いつまで、ってことはないのですが」
と答えると、
「へぇ、ご主人、理解があるんだね」
・・・・。
ぶぶっっーーーー。
初対面の方にこんな風に言われたのが、1990年のこと。そうなんだなー、びっくり!
そして1990年夏、初めて米国出張をしてまたびっくり。
かの国で米国のDEC社員と共に研修を受けました。クラスメイトには、「5人目の子どもを妊娠中」という20代の臨月の女性とか、結婚10数年というエンジニアとか、講師も「子どもは自宅に置いてきたけど、写真見る?」なんていうアメリカの違う都市から飛行機で出張してきていたりして、日本と状況が全然違うんだなあと思ったものです。
さて、日経Bizアカデミーというサイトに載っているインタビュー。 関連企業で講師をしている女性が関連企業の社員(女性)にインタビューをしている模様です。
グローバルに活躍するWM(ワーキングマザー)でもあるマイさん(ベトナム出身)。実は、マイさんは、私とほぼ背中合わせに座っている、、、という非常に近い場所にいる女性です。
いつも穏やかで素敵な女性なんですよ。
こういう経歴なんだということは、このインタビュー記事を読んで初めて知りました。
それはそれとして、この記事の冒頭で、女性について「マネージャを目指すとアグレッシブですねと言われてしまうことがある」ということが書いてあります。
今でもそう思われるのかな。 職場によるでしょうし、そこにいる人にもよるでしょうね。
来週月曜日には各社に新卒新入社員が入社します。
2013年の新入社員、学卒でストレートだと、平成2年から平成3年生まれです。平成3年というのは、1990年から1991年の生まれ。
私が「へぇ、ご主人、理解あるんだねー」と初対面の男性に言われたころ生まれた方たちですね。
彼ら・彼女らにとって「働く現場」がとても素敵な場所でありますように。
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デキる女性リーダーを目指すスキルアップ術
第1回 「働く女性たちへ ~キャリアもプライベートも諦めない生活へのヒント~」