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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

「曲げわっぱ弁当作り」と「経験学習」

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昨年、秋ごろだったか「曲げわっぱ」のお弁当箱を買いました。秋田の柴田慶信さんの曲げわっぱ、です。

数年前から「この素敵なお弁当箱にお弁当つめたら楽しそうだ」とは思っていたものの、「木の扱いってどうなってるの?」と疑問と不安があり、躊躇していました。たとえば、汁漏れするのでは? 帰宅するまで湿っぽいままだとカビが生えるのでは?などなど。

使っている方に伺ってみると、「意外と大丈夫」とのこと。そして、利用者がSNSなどにアップされる写真が、おしゃれで、おいしそうで、やはり、挑戦するぞ!と決意して、購入に至ったのでした。



年明けから本格的に、週3-4回のペースでお弁当を作るようにしており、毎日、写真をSNS上にアップするようにしています。一つは、食べ物のSNSであるmiil(ミイル)。もう一つは、FacebookやTwitterです(この2つは、たまにUPします。)

他人に公開するとなると、きれいに詰めなければ、と思うので、頑張りますし、毎日何人かから「いいね!」とか「食べたい!」といただくと、さらに精進せねば、という気持ちにもなります。

1月から本格スタートだったので、もう3か月目に入っていますが、そこそこ続いています。そして、大分コツがわかってきました。



曲げわっぱ弁当の「成長」について自分なりに整理してみましょう。

1.門前の小僧時代

SNSやお弁当レシピ本などで「曲げわっぱ」弁当のおかずの種類、詰め方などを目で研究。(写真を見たり、文章読んだりして、使い方のコツを学んでました)

2.恐る恐るの初心者時代

とりあえず、いろいろ詰めてみればいいか、と思い、「カラフルにする」だけを信条にスタート。

ところが、ことのほか深さのあるお弁当箱にうまく入らないのです。そこで、試行錯誤。曲げわっぱの先輩に相談もします。

●ご飯は、傾斜をつけていれるといいらしい (←「ゲレンデ方式」と名付けました)
●おかずは、立てかけていくとよいらしい (活ける感じですね)
●全部を「生もの」で構成するときれいらしい(シリコンカップなど使わず、シソやレタスなどで仕切る)

3.切磋琢磨時代(今)

ゲレンデ方式でご飯を入れ、大きなおかずから立てかけていくと、それでも下に隙間ができることがわかりました。そこで、「切り干し大根の煮物」のようなやわらかいものを下に敷き、その上にお肉だのおさかなだの大き目のおかずを「立てかける」(あるいは、挿す)。

これで、かなり様になってきます。

あとは、最初に決めたルール通りにカラフルにする。黄色と緑と赤が入っていれば、それなりになります。

・・・・・というわけで、これ、「経験学習」なんですよね。



人の成長は、
●自分自身の経験から   70%
●他者の経験や他者からのフィードバックから  20%
●本を読んだり、研修受けたり  10%

私の「曲げわっぱ」弁当修行は、
まず、
●10% の「本を読む」からスタート

次に、
●20% の「他者の経験を聴く」(ご飯をゲレンデ状に入れる、など)、「他者からのフィードバック」を得る(「いいね!」とか「色がきれい」など基本は褒め言葉)

そして、
●70% の「自分の経験」・・・ひたすら作り続ける。


「学び」を継続するために、SNSというのはいいツールだなあ、と思います。基本は、「いいね!」と励ましてくれるから。

だから、資格試験とかダイエットとか「途中で心折れそうになるもの」かつ「継続していく必要のあるもの」などは、SNSと連動させるのはいいのかも知れません。



ところで、懸念していた汁漏れ問題などですが、「杞憂」でした。木が適度に水分を吸い取るので、水浸しになるようなことがかえってないのです。

【曲げわっぱの魅力】
1. 見た目が100倍きれいになる・・木のお弁当箱に入れただけで、高級感、おしゃれ感が増します
2. 香りがいい・・・杉の香がふんわりと
3. しっとりご飯・・・水分を適度に吸い、適度に保つので、なかなかおいしいご飯です


【今週の1枚:にんじんがハート型になっていたりします♪】
※ 箸袋も自分で作っているので、毎日異なります。折り紙を組み合わせています。

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※ミイル(食べ物のSNSです)に「部活」というカテゴリがありまして、「曲げわっぱ弁当部」に所属し、同好の志と写真の共有をしています。(←凝り性)

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