オルタナティブ・ブログ > 田中淳子の”大人の学び”支援隊! >

人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

楽しそうに働く人がモテる、んだそうです。今年も楽しく仕事しませう♪

»

本日(2013/1/7月)が始業です。当社は9時開始なので、9時ぴったりに社長が自席で立ち上がり、全員に挨拶をしました。いいなぁ、これ。

年末年始、何も事故がなかったこと、日本、アジア各国、各拠点、無事に営業開始したこと、今年も頑張ろうね!というような、本当に2分ほどのメッセージでしたが、「今日から始まるよっ!」を数十人が一斉に聴くというのは非常にいいスタートアップです。

さて、仕事はじめの今日、何を書こうかと思ったのですが、年始なので、楽しい話題で。

「仕事を楽しむ男性はモテる!」んだそうです。

これは、JTBモチベーションズ社の調査とそれに基づいて書かれている菊入みゆきさん・三浦展さんの本に詳しく乗っています。

出世志向よりも仕事を楽しむ人のほうが人気ある、というのですね。ま、出世志向よりも・・の部分は置いといて、「仕事を楽しむ人」がモテる、というのは、非常によくわかります。

この本は、たまたま「仕事を楽しむ男性はモテる」という切り口からスタートしていますが、実際、男女問わず、年齢問わず、「何かを楽しそうにしている人」の周りには人が集まってくるものだと思います。

苦虫をかみつぶしたような顔をしてパソコンに向かっている人(単なる老眼で、眉間に皺が寄っているだけだとしても)とかやたらと朝から不機嫌で、挨拶しても返事してくれない人とか、会話の内容が愚痴っぽいとか口を開けばネガティブなことばかり言っている人と一緒にいると、なんだかその負のオーラが伝染してしまいそう。

でも、何をしていても楽しそうな人、難易度の高い仕事、困難な状況でも楽しそうに取り組む人、「やってみようよ!」とみんなに声を掛けていくような人と一緒にいると、「なんとかなる」「うまくいく」「やってみようー」と思えるようになってきます。これは、正のオーラが伝染してきます。

以前、このブログでも紹介した上田信行さんが提唱する「プレイフルシンキング」という考え方もこれに通じるものがあります。仕事を楽しむ人、仕事に限らず、自分が置かれた状況を楽しめる人は、「Can I do it?」で考えるのではなく、「How can I do it?」で考えるというのですね。

「私にできるだろうか?」というのは、”今”の能力でできるだろうか、を考えてしまう思考パターン。
それに対して、「どうやったら私にできるだろうか?」と考えるのは、”今”の能力+これからどんな能力を身につければ、これをできるだろうか、と考える思考パターン。

「どうやったらできるだろうか?」と考える人が、仕事を楽しむ人で、正のオーラを振りまく人なんだと思います。

能力観についても研究されていて、上田さんの師匠でもあるらしいキャロル・ドエックさん(心理学者)が「こちこちマインド」「しなやかマインド」と名付けている2つの能力観があるそうです。

こちこちマインド=固定的能力観。「今ある能力」で取り組む、いまの自分の能力で勝負しようとする。これ、逆境に弱いらしい。

しなやかマインド=拡張的能力観。「能力は伸びるものだと考え、そういう伸びシロも含めて」取り組む。だから、できる、できないで考えず、「どうしたらできるか」思考になる。逆境にも強い。

このあたりは、すべて共通項がありますね。菊入さんの「仕事を楽しむ人はモテる」も「プレイフルシンキング」も「しなやかマインド」も。

2013年、今年も多くの挑戦に、しなやかなマインドを持ち、プレイフルに考え取り組み、誰からもモテるような人になりたいと思っています。

とりあえず、毎晩眠る前に「ああ、今日も1日楽しかった」と思えるような日々を送る。これが今年の目標です。

Comment(2)