奇病のデパートNeo:目の下がずっとぴくぴくしてますねん
2週間前か、あるいは3週間前か、いつからだかはっきりはしないのですが、右目の下が常にぴくぴくしています。しかも鼓動の2倍くらいのスピードで。
これまでも、目の近辺がぴくぴくすることがあっていつも数時間で治まるのに、今回は、全く止まる気配がない。 しかも、このぴくぴく、自覚症状がゼロなんです。 ふつう、ぴくぴくしていると、「ぴくぴくしているなぁ」と自覚し、ずっと気になるものですが、今回は一切自覚なし。つまり、相当軽微なんですな。
じゃあ、なんで気付いたかといえば、鏡見て、なんです。続いているなぁ、というのも、鏡見る度にチェックしてわかったようなもので、鏡見なければずっと発見できなかったかも知れません。
こういう時、いったいどの科にかかるべか、わからないんですなぁ。 歯が痛ければ歯科、湿疹ができれば皮膚科、と明確にわかる場合もありますが、「これは、いったい何科の領域なんだろう? 目がぴくぴくしているから眼下? いや、目の下の皮膚に関係あるのかも、だったら、皮膚科?」なんて考えてみて、試しにFacebookで「こういう場合はどこに行けばよいのでしょう?」と問いかけてみたら、製薬関係や医療関係の方がすぐ反応してくださって、「まずは、神経内科ですよ!」と複数の方からアドバイスが。
それ、どこにあるんですか?というほど、縁の薄い科でした。少なくとも昨日までは。
昨日(8・13)、全くの別件で総合病院に通院しました。受付でためしに「神経内科ありますか?」と尋ねたら、「ありますよ。予約ないから待たせるかも知れないけどいいですか」ということになり、善は急げで受診しました。
診断名は忘れました(紙に書いてくださったけど、その紙はもらわなかったため)が、簡単に言うと、「目の下がぴくぴくしているで症」という感じです。原因不明だけど、全身疲労、特に、目の筋肉の疲労が原因じゃないかなあーというくらいしかわからないのだそう。少なくとも脳は関係ありません、とのこと。ホッ!
「普通、こういう「ぴくぴく」は数日で治まるんだけど、3週間近くってのはちと長いですねぇ」と医師。 「神経の反応を鎮める薬、一応飲んでみます?」と言われ、薬呑むとか注射打つとか好きなので、「ええ、もちろん!」とさっそく処方していただきました。
「これで治らない場合はまた考えましょう。ちなみにあまりにもぴくぴくがひどい場合は、ボトックスを注射することもあります。そうすると、筋肉の動きを止められますので」
ええっ!? あの、プチ整形でも行われるというボトックス注射。そうか、正しく(?)は、こういう時に使うものなのねぇ・・。なるほど。
それにしても、数年に一度やってくる「奇病」。 前回の「粘液のう胞」は2008年、その前の「中心性網膜症」は2005年。今年2012年。うん、コンスタントにオリンピックくらいの間隔で「奇病」。
それぞれ患うごとに「予後のケア」が追加されてくるので、もういったい何枚の診察券があるんだかわからなくなってきました。
私をリアルにご存じの方はお分かりになると思うのですが、比較的元気な人間なんですよ。ええ、別にどこといって弱っている感じがするタイプじゃないと自負しているのですが、それでも、40代になってからちょっとしたことが起こります・・・。
ただ、病院に行くのは嫌いじゃないので、すぐ診断ついて一安心ってところです。
気になることを放置して悶々としている人がたまにいますけれど、すぐ病院に行っちゃうほうが気が楽なので、私は「すぐ通院する」派です。
ちなみに、私が「奇病」と呼んでいるのは、以下の理由によります。(その病気自体はよくあることのようですけれど。)
1.周囲で罹患した人を知らない
2.原因がはっきりしない
3.たいてい自分は対象年齢・性別外
たとえば、「粘液のう胞」(口腔内に出来た良性腫瘍)は、小学生がよくなる病気、と何を見ても書いてある。(私はそれに45歳で罹患。笑)。「中心性網膜症」は、「3-50代の働き盛りの男性が罹患しやすい」とある。(その時、わたくし、43歳、そして女性)。
今回の「目の下ぴくぴくしているで症」も、はっきりとは原因がわからないんだそう。「疲労かな」と言われてはいるけど、と
やれやれ、なのであります。
そして、こうやって「奇病」を一つずつ体験することで、「ああ、こういうことがあるんだなあ」「こういう病気が世の中にはあるんだなあ」「医学で究明できてないことはたくさんあるんだなあ」ということを学ぶわけです。
いずれにしても、少しでも何か気になることがあったら、四の五の言ってないで病院に行きましょう。
特に男性。
「何か見つかったら嫌だから病院には行かない」とずっと言い張っている人が知り合いにたくさんいますが、ダメです!
女性はすぐ病院に行くから長生きだ、という説も聴いたことがあります。わかる気がします。