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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

化粧品の美容部員には20代から各年代の方を取り揃えていただけると嬉しい。

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甥っ子(3歳)の母である我が妹は、「母ちゃんは15歳だからね」と教え込んでいて、この間、甥っ子に「○○ちゃんの母ちゃんは何歳なの?」と尋ねたら、ちゃんと「15さい」と答えていました。教育が行き届いています。

数字とひらがな・カタカナが読めるので、体重計の登録まで「15歳」に変更した、という徹底ぶりです。体重計に乗った時、「かあちゃん、4×さい、ってかいてあるよ」と言われたらまずいからです。(笑

そして、さらに、「いい、女の人には、歳と体重は訊いちゃいけないんだからね」という教えも。

我が母も、妹に「お母さんは8歳」と教えていたことがあるので、歴史は繰り返すわけですな。

さて、デパートの化粧品コーナーでお肌チェックというものを受けました。暇だったから。

20代のつるっつるのお肌をした美容部員さんを前に、アラフィーわたくし。

「何か気になっている箇所はございますか?」
「ほっぺたの肉が夕方になると下がってきます」
「夕方になると、ですか?」(←ぴんと来ない様子)
「朝はまだいいんですが、時間と共に下に下がって来るんですよ」
「少しハリが気になる、ということですね」(←実感が伴わないような口ぶり)
「他には・・。ああ、目の下になかった皺が」
「笑ったりすると皺できますよねぇ」(←そーゆうことを言っているんじゃないんだが)
「笑ってなくても皺が・・・。ほら」(←と言わなくてもいいことまで解説する)
「ああ、お疲れになると、出て来ちゃうこともありますねぇ」(←さらに実感が伴わないような様子)
「まあねぇ、歳だからしょうがないんですけどね」(←徐々に自虐的になってくる)
「いえいえ、もちろん年齢というのはありますが、それでもあーだーこーだー」(←後半はだんだん聞こえなくなってきた。心理的な要因により)
「・・・・」
「お肌、この機会でお測りしますね。これが今の状態です。」(とモニターを見せてくれる)
「ふむ」
「こちらが田中さまと同年代の方のラインです。つややうるおいなどすべての項目で上回っていますね」
「あ、そうですか?」(←急に機嫌が直る。現金)
「特に、うるおいは・・・あと、メラニンもいいですねぇ」
「日に当たらないように気を付けてきたので」
「その効果ですねぇ。素晴らしいですね」
「ええ、まあ」(←褒められてかなりいい気になってきている)
「これからも今のケアを続けてくださいね」
「はい」(←かなり素直)

・・・というわけで、格別何かを勧められるこもなく、もともと必要だった1点だけ購入して辞去したのでありました。

以前からずーっとずーっと思っていることなんですが、美容部員さんは、2-30代が多いようですけれど、40代50代60代70代と各年代をそろえて置いていただけないかしら?

80代90代の美容部員も需要あるかも知れません。(シニア人材の活用にもなりますし)

20代のぴちぴちつやつや美人に我が肌の状態を説明するのは、多少屈辱的で、しかも、説明しても説明しても、なんだかわかってもらえない。実感できないからですよね。

もし、50代のカッコいい美容部員さんがいたら、絶対にご指名する。共感力が全然違うと思うもの。

各化粧品メーカーのみなさま、ご検討いただければ幸いです(笑)。売上がもっと伸びると思いますよ。

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