「アルコール0の飲料をオフィスで飲んではいけない理由」を考えた
一年ほど前に、Twitterで”「アルコールフリーのビールもどき」は分類上、ソフトドリンクなのであれば、オフィスで仕事中に飲んでいてもいいのか?”とつぶやいたところ、10個くらいの反応があったことがあります。
●ダメ。だって、ビールに似ているもの 派
●OK。だって、ノンアルコールだもの 派
に見事に分かれました。
じゃあ、ここから発展して、未成年者が「アルコールフリービールもどきを飲んでいいのか?」と問うと、やはり、同様に2つに分かれるような気がします(この質問はしませんでしたが)。
あれは、オフィスで仕事中に飲んでいいのか?悪いのか?ずっと考えていましたが、そのうち、そのことも忘れました。
先週、電車の中で後ろに立っていた会社員風男性2人がこの議論をしていたのです。
「あれさー、仕事中に机に乗せて、飲んでていいわけ?」
「だめだろう?」
「え?いいんじゃねぇの」
と。(うう、会話に加わりたい!)
それをきっかけに、また、この疑問が頭にわらわらと増殖しまして、そして、ついに私なりの結論を出しました。
いきますよ!
★「アルコールフリービールもどきを仕事中、オフィスで飲んではいけない!」
です。
ソフトドリンクのカテゴリだから、ビールもどきであっても、コーラと同じようなもんじゃないか、社則で禁止されていないじゃないか、という言い分も成り立ちます。
が、理由は、
★「紛らわしいからダメ!」
です。
それを説明するのに、とてもわかりやすい言葉を思い出しました。
「李下に冠をたださず。 瓜田に履をいれず」
「疑われるようなことはするな!」という意味ですね。
ノンアルコールだからビール風だけど、ソフトドリンクと同じカテゴリだよね、は、飲む側の論理かもしれませんが、それを見た人が「あれ?ビールじゃないの?」「そうだよね」と気に掛けるとか、「あれは、違うんだって」といちいち解説したりとか、なんだか余計な手間がかかりますよね。
その他者の目に見えない「余計な手間」は、全部、不要な時間だと思うのです。
だったら、最初から「紛らわしいことするな!」です。
いろんな考えがあると思いますが、私は、「李下に冠をたださず。瓜田に履をいれず」だから「ダメ!」と自分で腹に落とすことができたので、これからは、誰かに訊かれても、堂々と自分の言葉で「ダメ」と答えたいと思います。(当社にそういう人間がいるわけではありません。キッパリ)
会津藩の教えに
「ならぬことはならぬことです」というのがあるそうです。
社則、法律によらなくても、「なにがなんでもダメなもんはダメ」という領域だってあるはずですよね。
(ご意見あれば、お聞かせくださいませ)