あいさつ考。
新しいお財布を買って、それだけで1日中、とてもるんるん気分だった田中淳子です。(今日の出だしは短い。しかし、”るんるん”が昭和だ。)
さてと。
仕事で、プライベートで、様々なビルを訪問する。そして、よく見る光景。
玄関口で立つ守衛さん。ビルをガードすることが主な業務な訳だけれど、出社してくる社員、退社する社員に大きな声であいさつもなさっている。
「おはようございます!」
「お疲れ様でした!」
その声は、天井、壁に反響する。
なのに、なのに、50人通って、返事する人は数えるほど。自分から挨拶する人はもっと少ない。
守衛さんの声だけが響く。
なぜだろう?
挨拶してくれているのだから、自分も「おはようございます」と言えばいいのに。自社ビルでなくても、テナントで入っているビルでも、挨拶は自分に向けられたものだろうから、「おはようございます!」と自分も応じればいいのになあ。
守衛さんは、あの挨拶が返ってこない、朝の何百回もの「おはようございます!」をどう感じてるのだろうか?そのキモチを思ってしまう。
・・・・・
ところで、ところで、これも多くの企業で同じだと思うのだけれども、就業時間後しばらくすると、清掃担当の方が、掃除機かけながらぐるぐる廻ってきてくださる。
私の席に来てくださった時は、「ありがとうございます!」と必ず言うようにしている。
同じチームのメンバは、比較的「ありがとうございます!」と挨拶しているようだ。
でも、隣の島の若者達は、特に挨拶していない模様。
ゴミを回収したり、掃除機かけてくれたり、は、確かに仕事なんだけれど、でも、それでも、「ありがとうございます」と言ったほうがいいよなあ、と思いつつ、いちいち指導することでもないし、と思っていた。
先週のこと。
私の席より先に、隣の島に掃除機を持った清掃担当の方が回ってきた。
その時、耳に入ってきたのは、若者たちが「ありがとうございます」というお礼を言う声。
おおおお! いつのまにか伝染したのだろうか? いや、自主的にお礼を言うようになったのかもしれない。
いきさつはなんでもいい。
お礼言うようになってくれて、嬉しい。
「感謝してもらえない」と嘆くことはあるけれど、「感謝していない」自分を反省することは少ないような気がする。
「おはようございます」「ありがとう」・・・。基本の挨拶って、何歳になっても、ポジションがどうなっても、自分から言いたいよなぁ。
ふと、考え事していて忘れてしまうこともあるけれど。
自戒を込めての本日のエントリー。